窪地の家、谷間の家窪地や谷間などに家が建てられている例は、山間部だけではなく都市の中にも多くみられます。このような敷地では、周囲のがけ崩れ対策はもちろんのこと、さまざまな面についてしっかりと確認しなければなりません。また、市街地の住宅地にも「なだらかな窪地」は数多く存在しているので、同様の注意が必要です。 大雨によるがけ崩れなどで住宅が被害を受けるのは、地方の山あいの集落にかぎったことではありません。大都市の郊外などでも、回りをがけに囲まれた窪地や谷間に建てられた住宅が少なからず存在しています。もし、このような地形の土地や住宅を検討する場合には、周囲のがけ崩れ対策がどうなっているのかをしっかりと確認するとともに、敷地の地盤強度についても事前によく調べてもらうことが重要です。 このような地形は、丘陵地が雨水や湧き水によって浸食されてできたケースが多く、水が集まりやすいことから、かつては水田と