ネット通販などで「互換バッテリー」をうたい、純正品よりかなり安く売られている非純正リチウムイオンバッテリー。その中に、12月28日以降は“製造/輸入してはいけない商品”があるかもしれない。 きっかけは2018年から19年にかけ、非純正バッテリーによる事故が急増したことだった。とくにダイソンのハンディ掃除機やマキタの電動工具向けの非純正バッテリーで多かった。 両社は19年以降、消費者に対して純正品を使うように継続して注意喚起している。ECサイト上で「互換」をうたっていても、作っているのは両社と全く関係のない企業だ。 23年までに発生した235件の事故はほとんど火災だった。バッテリーから出火し、製品のみならず周囲や建物まで焼損させる被害が201件発生した。建物が全焼したケースも14件あった。