4月13日、ソニーの平井一夫社長が、就任後に初めて発表した経営方針は、売上高や利益目標を相次ぎ打ち出したものの、いずれも実現への道筋が不透明で市場の失望を呼びそうだ。写真は同社ロゴマーク。都内で2012年2月撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao) [東京 13日 ロイター] ソニー<6758.T>の平井一夫社長が12日、就任後に初めて発表した経営方針は、売上高や利益目標を相次ぎ打ち出したものの、いずれも実現への道筋が不透明で市場の失望を呼びそうだ。 デジタルカメラ、ゲーム、モバイル端末などコア事業を明確にした一方で、それ以外の事業を見直していく方向性を打ち出すなど「リストラ色」が濃い内容となったが、「ヒット商品不在」の現状を打開するシナリオが出されたとは言い難い。 ただ、不振の続く液晶テレビ事業は「コア事業」にしない方針を明確にした。平井社長は液晶テレビ事業について「2