物語を楽しめなくてもゲームは楽しめる あまり大っぴらに語られることではないが、私にはゲーム中の物語は全然楽しめなかったけど、ゲームプレイ自体は楽しめたというタイトルが幾つもある。 有名なところで言えば、『スーパーマリオブラザーズ』には主人公であるマリオがクッパにさらわれたピーチ姫を取り戻す冒険活劇という明確な物語が存在するが、私は特にその物語を楽しんだことがない。だけど、ゲームとしては私の人生の中でも非常に重要な位置を占めるほどに楽しんだタイトルである。(昨今のマリオシリーズはクッパにさらわれたピーチ姫の救出という基本軸をブレさせずにあの手のこの手の技巧を凝らすようになっており、それはそれで非常に興味深いのだけど。) (画像はスーパーマリオブラザーズ | Wii U | 任天堂より) 物語を楽しむ上で、「感情移入」という言葉がよく使用される。確かに物語上の特定のキャラクターに自分を重ねるこ
![ゲームは必ずしも物語を必要としないが、それでもゲームにしか出来ない物語を描く](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f073aaffe7aa49448f7f108d56f4e523ae53fb1e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffanyv88.com%3A443%2Fhttps%2Fnews.denfaminicogamer.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F05%2F21160341%2F033.jpg)