1.「AはBだ」 に対する有効な反論は 2.「AはBでない」 だけしかありえないかどうか。例えば 3.「Aは必ずしもBではない」 と言うのは 4.「Aは必ずBだ」 ということを否定している。ここで、1と4が等価でないかどうかは、1がどういう文脈またはニュアンスで用いられているかによる。1は 5.「Aは大抵の場合Bだ」 を意味しているかもしれない。自由な散文において、必ずしもその文章に論理的に厳密な意味が付随しないと言うのは常識的に理解されることだと思う。 あるいは1に対する反論として、以下のものも成立しうる 6.「Aは確かにBだが、Bであることは別の問題を引き起こすから控えた方がよい」 反論とは必ずしも論理を否定することに限らない。もっともこの場合は反論と言うよりは意見とか忠告が言葉としては相応しいかも知れない。 双方合意のもので明らかに論理的な会話をしているのでなければ、1=5で2=3で