台湾留学中の友達が、 奨学金を受けられるようになった、と喜びのメールをくれた。 何でも、600人近い学生の中から、 ほんの数人しか選ばれない狭き門の奨学金なんだとか。 すごい、おめでとう!と返信しつつ、 わたしは大学時代、自分が受けた奨学金のことを思い出した。 わたしが受けたのは、全部で3つ。 日本育英会と、 日本育英会第二種、 それから大学が独自に実施している奨学金。 この、最後の奨学金は 年間30万円が給付され、返済する必要はない。 そのかわり厳しい書類審査と面接があって 本当にその30万円が必要かどうかをじっくり判断されるのだが、 この面接が、なんというかめちゃくちゃ面白かった。 方式は集団面接で、 5人がひとつのグループになって質疑応答に答えるのだけれど、 まあ有体に言えば、 もっとも不幸で貧乏な家庭から順に、奨学金がもらえるようなものなので、 どの学生も必死に(・・・というふうに