【オスロ篠田航一】ノルウェー連続テロ事件で逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)が事件直前にインターネット上に掲載したとみられる文書の中で、爆薬を購入するための「隠れみの」の起業などを通じてテロを09年から計画、爆弾作りに「80日間かかった」と記していたことが分かった。警察当局は動機解明につながる証拠とみて文書の分析を進めている。弁護士によると、容疑者はノルウェーの「社会変革」「革命」を望んでいたとされ、周到に準備を進めていた経緯に光が当てられつつある。 「2083 欧州独立宣言」と題されたネット文書は約1500ページに上る膨大な分量で、容疑者が記したとみられる政治思想や日記などで構成されている。文書で容疑者は「私は第二次世界大戦以降、最大の(ナチの)怪物との烙印(らくいん)を押されるだろう」と自身をナチスドイツになぞらえ、銃を構えるなどポーズを取った写真を載せている。 また、文書
「脱原発」を表明している大阪市の平松邦夫市長は25日、関西電力株の配当金全額を節電対策や再生可能エネルギー開発など市の事業に充てる方針を明らかにした。 市は関電株の約9%に当たる約8374万株を保有する筆頭株主。今月30日に約25億円の配当が入る予定。 市長は取材に「大阪市が関電株を持っている意味を市民に見える形で示したい。それが私たちの施策を進める原動力になる」と話した。 具体的には<1>街頭照明の発光ダイオード(LED)への切り替え<2>二酸化炭素(C〓(Oの横に小文字の2))からメタノールを生産する循環型エネルギーの開発<3>住宅や工場などの太陽光発電設置の促進-などの事業に特化して配当金を充当したい考えだ。 大阪府の橋下徹知事が代表の「大阪維新の会」大阪市議団は29日の株主総会で株主権の行使を求めているが、市長は24日の市議会財政総務委員会で「極めて慎重にならざるを得ない」と答弁、
2010年度に宮崎県内の児童相談所に寄せられた児童虐待の相談件数が、過去最多の451件に上ったことが、県のまとめで分かった。 県こども家庭課は「虐待防止に向けた意識の高まりが、相談件数の増加につながっている」とみており、相談増に対応するため、4月から、教員免許などを持つ非常勤職員11人を新たに配置した。(篠原太) 同課によると、県内の3か所の児童相談所(中央、都城、延岡)に寄せられた相談は、前年度から86件増えて23・6%の増加。07年度と比べると2・3倍になった。 児童相談所への連絡元は、保健センターなどを含む市町村からが113件(構成比25・1%)と最も多く、次いで近隣の知人が70件、学校などの59件の順だった。 虐待の内訳は、食事の世話をしなかったり、家に閉じこめたりする「保護の怠慢ないし拒否」が172件で約4割を占めた。ほかに殴る蹴るなどの「身体的虐待」が160件、言葉による
児童養護施設から私立大に進学した女性(18)が、親権者の同意を得られず日本学生支援機構の奨学金を借りられなかった問題で、機構は30日、今後同様のケースで、施設長の同意などを条件に申請を受け付けると発表した。女性は「生活のめどがたってうれしい」と喜んでいる。 未成年者への貸与について、支援機構は親権者か未成年後見人の同意を必要としてきた。女性の親は虐待歴があって同意が難しく、後見人をつける要件とされる親権喪失もハードルが高く申請が難しかった。しかし27日、虐待する父母の親権を最長2年停止する改正民法が成立。親権喪失せずとも未成年後見人をつけられるようになり、「代理人の同意について体制が整った」(支援機構)という。【榊真理子】
長女への逮捕監禁致死容疑で母親が逮捕された事件で、岡山市こども総合相談所などは23日、同市役所で会見を開き、死亡した麗さんが特別支援学校中等部のころから「体にあざがある」という情報が数回寄せられていたことを明らかにした。ただ程度が軽く、麗さんが休まず登校していたことなどから、「緊急性の高い事案ではない」と判断していたという。 相談所によると、平成20年10月から事件前の2月までの計4回、同校から「麗さんにあざがある」との情報があった。相談所は、手紙や電話などで母親の清原陽子容疑者に連絡したが接触できず、詳細を把握できなかった。 このため、2月24日、相談所の医師も兼ねる麗さんの学校医が、学校で麗さんと面談。学校医が今後、清原容疑者と面談することで合意していた。 事件直前の同月28日午後6時ごろ、清原容疑者から相談所に「学校医と話がしたい」と電話があったが、相談所の職員が、既に学校医が退庁し
知的障害で高等支援学校に通う長女(16)の手足を縛って死亡させたとして、岡山県警岡山西署は23日、岡山市北区北方2、無職、清原陽子容疑者(37)を逮捕監禁致死容疑で逮捕した。長女は発見時の体重が27キロしかなく、かなり痩せていた。清原容疑者は自分で110番通報した際、「しつけをするために縛って立たせた」と説明していたが、逮捕後は黙秘しているという。同署には2年前、市内にある児童相談所から「身体の虐待とネグレクト(養育放棄)の疑いがある」と情報提供があったという。 逮捕容疑は今年2月28日午後8時ごろ、自宅アパートで、岡山県立岡山瀬戸高等支援学校1年の麗(れい)さん(16)を裸にし、手足をビニールひもで縛って約5時間にわたって風呂場に立たせ、放置して死亡させたとされる。 清原容疑者は翌日午前1時20分ごろ、麗さんが倒れているのに気付いて「娘が風呂場で死んでいる」と110番していた。麗さんは警
裸にした高校生の長女を縛って自宅アパートの浴室に閉じ込め、死なせたとして、岡山県警捜査1課と岡山西署は23日、逮捕監禁致死の疑いで、母親の岡山市北区北方、無職清原陽子容疑者(37)を逮捕した。 岡山市などによると、2008年10月〜今年2月、児童相談所などに長女への虐待を疑う通報が計4回あり、遺体には数カ所のあざや皮膚の変色が見つかった。県警は過去にも虐待があった可能性もあるとみて、詳しい経緯を調べる。 逮捕容疑は2月28日午後8時ごろ、県立岡山瀬戸高等支援学校1年の麗さん(16)を全裸にしてビニールひもで両手両足を縛り、約5時間にわたって浴室の洗い場に立たせて監禁。低体温症で死亡させた疑い。清原容疑者は当時、居間にいたといい、容疑については「黙秘します」と話している。 県警によると、翌日の午前1時すぎ、浴室で倒れている麗さんを見つけた清原容疑者が「娘が死んでいる」と110番。署員が駆け付
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