第1部 アナウンサーの実力――「声」の技能をめぐって 第1章 女性アナウンサーの80年代――「アナウンサーらしさ」の改革の後で はじめに 1 「アナウンサーらしさ」の改革 2 女性アナウンサーたちの「冬の時代」 3 フジテレビ「女子アナ」を創出した下部構造 4 〝「女子アナ」らしさ〟の呪縛 第2章 「声」のプロフェッショナル:アナウンサーの職能の変遷――『NHKアナウンス読本』の語りを中心に はじめに 1 アナウンスへの模索――アナウンサーの誕生 2 標準語の伝達者として (1)アナウンサーの養成――アナウンス学校 (2)「話しことばの規範」になること (3)アナウンスの教科書『アナウンス読本』公刊 3 新たな「声」に向かって――アナウンス技法の変革 (1)規格化された「声」への批判 (2)「個性化」への期待 (3)新たな「職能」の登場 ―「きく」 4 揺らぐ「アナウンサーの職能」 (1)