MySQL Clusterのデータノードであるndbd(もしくはndbmtd)プロセスは、内部的にはマルチプルステートマシン(ブロック)がシグナル(もしくはメッセージ)を交換するという構造になっており、高い同時実行性を実現しているということについては前回述べた通りである。今日は、ndbd内部にどのようなカーネルブロックが存在するかということについて大まかに説明しよう。前回の話を踏まえて読んで頂ければ、何となくイメージだけでも掴めるのではないかと思う。まずは次の絵を見て頂きたい。これは俺の脳内から引っ張り出したndbdの構造のイメージ図である。 矢印はブロック同士の相関関係(シグナルの送受信など)を示すのだが、この絵に描かれているものは非常に省略されたものであり、実際にはもっと複雑に絡み合っているのだということを覚えておいて欲しい。例えばQMGRやDBDICTといったブロックは、他のブロック
これまで「MySQL Clusterの進化とその構造について」および「NDBカーネルブロックの種類」について説明した。今日はその続きとしてMySQL Clusterのソースコードについて紹介しようと思う。シグナルを交換し合うマルチプルステートマシンは間違いなくこれからの時代にフィットするアーキテクチャなので、MySQL Clusterに興味を持たれた方が「膨大なMySQL Clusterのソースコードを探検する場合にどの入り口から入ればいいのか」ということを判断する一助になればと思う。とりとめなく書いてるのであんまりまとまってないかも知れないが、その点は容赦して頂きたい。 まず、ソースコードの入手方法であるが、これは最新のソースツリーをBazaarで入手する方法と、MySQLのWebページからダウンロードする方法の2つがある。Bazaarで入手するには、次のコマンドを実行すれば良い。(Ba
MySQL Cluster開発者の一人であるFrazer Clement氏がその歴史についてとても興味深いエントリを自身のブログで綴っているのだが、いかんせん英語の長文で日本人には辛いかも知れないので今日はその日本語訳を皆さんにも紹介しようと思う。進化の歴史とその結果生じた構造を知ることにより、MySQL Clusterの仕組みに興味を持って頂けると幸いである。(わかり辛いところにはところどころ訳者による注釈を入れてある。ただし翻訳は結構大ざっぱなので、英語が達者であれば細かいニュアンスなどはオリジナルのエントリを参照して頂きたい。なお、日本語訳をすることに関してはFrazer氏の了解を得ているのであしからず。) NDB(MySQL Clusterの略称。元々はNetwork DBという名称であった。)の開発の正確な歴史について、きっと他の誰かのほうが上手く解説できると思うのだが、限られて
前回 の第一回目がとてもためになったので、二回目も参加してきました。 まず、アジェンダは以下のような感じでした。 アジェンダ 19:00 - 19:05 会場に関する注意とステマ by 運営 19:05 - 19:15 じゃんけん大会でノベルティー配るらしい) by @MikumoConoHa 19:15 - 19:45 運用8カ月の四方山話的な予定 by いとうさん 19:50 - 20:20 Mac Miniで作るMySQL Cluster MCCTバージョン by 室田さん 20:25 - 20:55 【検証結果発表】MySQL Clusterでもフラッシュドライブを活用してみる by 日本ヒューレット・パッカード株式会社 テクノロジーコンサルティング事業統括 高橋 智雄さん 21:00 - 21:30 実際に使っている人に聞く怒涛のQAタイム by 登壇者のみなさん featuri
2008年はMySQLにとっては激動の一年であり、実に様々なできごとがあった。その中でも特に大きなニュースといえば、 Sun Microsystems IncによるMySQL AB買収。 Drizzleプロジェクト立ち上げ MySQL Clusterの分離 MySQL 5.1リリース MySQL User Conference Japan 2008開催 だろう。UCJ2008の資料はイベントのホームページからダウンロードできるので、是非入手して見て欲しい。 http://jp.sun.com/company/events/mysql/report.html この中で、個人的にもっとも刺激的なニュースを挙げると、MySQL Clusterの分離だろう。 MySQL Clusterは依然としてMySQLとセットでリリースされているが、基本的にはMySQLとは違うペースで開発が進むことになった。
こんにちは。smallpalaceです。 最近やっと旦那さんの浴衣が完成したけど季節はもう秋です。来年着てもらおうかと。 それはともかく、、 MysqlClusterCasualに行ってきたのでその記録を。すごく面白かったです。 聞いたままメモりました。発表資料が公開されてたら追記すると思います。 http://atnd.org/events/42911 ハッシュタグ: #mysql_jp トゥギャッタ:http://togetter.com/li/569292 行った人のブログ: http://d.hatena.ne.jp/garage-kid/20130926/mysqlclustercasualtalks http://b.l0g.jp/mysql/mysql-cluster-casual-talks-memo/ ------ 梶山さんのお話から(途中から聞きました) ACIDのKV
本連載では、実際に「MySQL Cluster」を利用するためのチュートリアルとなるように、その特徴と基本的なアーキテクチャからインストール方法、基本的な操作などをコマンド付きで解説していきます。第5回の今回は、MySQL Clusterのバックアップ/リストアの具体例について解説します。 前提となる環境 記事中のコマンド例は、第2回でインストールした環境を前提としています(追加設定として、mysqlユーザーの環境変数"PATH"に"/home/mysql/mysqlc/bin"も追加した状態)。 第4回で解説した“バックアップ、リストア関連のパラメータ”は明示的に設定していませんので、全てデフォルト設定となっています。今回のチュートリアルでバックアップが格納されるディレクトリはBackupDataDirのデフォルト値である“FileSystemPath/BACKUP”です。FileSys
All of Percona’s open source software products, in one place, to download as much or as little as you need.
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く