8日付の中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は、米当局が訴追した中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者の一時亡命をロシアが受け入れたことに関して「ロシアが勝ち、米国が負けた」とする社説を掲載した。 社説では、元職員送還を求める米国に対し、ロシアが「(亡命を受け入れて)米国を退却させるのに成功した」と称賛。 元職員は一時香港に潜伏。中国内で「なぜ中国はロシアのように元職員を受け入れなかったのか」「弱腰だ」などの声があることに対し、社説は中国の対応が米中関係の悪化を避けつつも、サイバー問題に関する米側の矛盾を世界に知らしめたとし、「中国も勝者だ」と強調した。(共同)