「ドイツのシーメンスを最大顧客の筆頭に、米国のアップル、GE、日本のトヨタ自動車、パナソニックなど、我々はマレーシアから世界に向けたハイテク製品を作り出すのに貢献するだけでなく、現地の雇用創出にも一役買い、現在30%の稼働率を年内にはフル稼働にできる見通し」と豪語するのは、豪州資源会社ライナスのレアアース(希土類金属)分離・精錬工場を運営する「ライナス・マレーシア」(マレーシア・パハン州クアンタン市)のマシャル・アマハド副会長兼社長。 9月末にマラヤ大学で開催された、ライナス・マレーシアのマシャル・アマハド副会長兼社長の特別講演。公には殆ど講演を行わない同社長の講演には、有識者や内外メディアなど多くが詰めかけ、その国際的な関心の大きさを示した。くしくも、その日は国会の会期スタートで、ライナスに反対するNGOが、同建物外で国会議員らとともにデモを行い、対立する双方の主張が展開された(写真提供
