IAEA=国際原子力機関の定例理事会が始まり、天野之弥事務局長は、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の問題について、「緊急の課題だ」と述べたうえで、この秋、再び日本に調査団を派遣することを明らかにしました。 IAEA=国際原子力機関の定例理事会は、9日、本部のあるオーストリアのウィーンで始まりました。 天野事務局長は、冒頭で演説し、その中で、「福島第一原発の汚染水の問題は、緊急の課題だ」と述べました。 そのうえで、IAEAはいつでも日本を支援する用意があるとして、この秋、ことし4月に続いて、調査団を日本に派遣することを明らかにしました。 また、天野事務局長は、今月、日本政府が発表した汚染水対策については、「重要な前進だ」と評価しました。 演説のあと記者会見した天野事務局長は、「汚染水の問題は、原発事故の影響がまだ続いていることを示している。非常に重要な問題で、中期的、長期的な観点から抜本