大阪府立国際児童文学館とは 現在、大阪・吹田市にある大阪府立国際児童文学館の存続が危機に直面しています。 私がこのニュースをはじめて聞いた時、「もったいない」と思いました。 大阪には全国唯一の児童文学科を擁する梅花女子大学があり*1、日本児童文学学会*2・絵本学会といった大きな児童文学学会の事務局があり、国際児童文学館があるんですよ? と、いうことは、「日本の児童文学研究の中心地である」と胸を張って言えるのです。その、30年かけて少しずつ築いた地位を手放すなんて、もったいないとしかいいようがありません。でも国際児童文学館がなければ、その主張の根拠がおおはばに弱くなってしまいます。 この文章は、大阪府立国際児童文学館(以下、児文)がいかに重要な施設なのかを説明するものです。反対意見を述べるのが第一の目的の文章ではなく、存続を考えていく議論をしていくにあたって知っておいていだきたい最低限のこと
【すいません!エントリ中の記述に訂正すべき点がありました。エントリ末尾にも追記をしてあります。改めてご覧ください。9月7日23時20分追記。同38分、さらに追記】 集中講義と丸山さんとの講座を終え、大阪府立国際児童文学館での街頭紙芝居の上演&姜竣さんの講演も見て聞いて、ようやく最後の一日、ちょっとゆっくり、水曜日締め切りの原稿のための調べ物を、と思っていたら、当の児童文学館をめぐって思いがけないニュースが飛び込んできてしまいました。 ネット上でも賛否両論のようで、これから述べる論点も、すでにいろんなところで触れられているのではないかと思うのですが、児童文学館の問題についてずっと発信してきたブログとして、取り急ぎ、触れておきたいと思います。 まず、毎日新聞の9月6日付記事です。 橋下大阪知事:廃止方針の児童文学館の仕事ぶりを隠し撮り 大阪府の橋下徹知事は6日、廃止方針を打ち出している府立国際
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