カエンタケ(火炎茸[3]・火焔茸[4][1]、学名: Trichoderma cornu-damae)は、ボタンタケ目ボタンタケ科トリコデルマ属に属する子嚢菌の1種。 中型から大型で、名の通り燃え盛る炎(火炎)のような形と色をしている。触れるのも危険なほど極めて強力な毒を持つ毒キノコである[5]。 子実体は傘や柄がない真性の子座の形態をとり、赤色の棍棒状(円柱形)で先端が丸いかやや尖る[3][4][2]。単一もしくは基部から2 - 3本ないし10数本程度に分岐することがあり、地表近くで枝分かれして手の指のような形になったり[3][6]、あるいは上方で分岐して厚みに富んだトサカ状になる[7]。基部付近における径10 - 15 ミリメートル (mm) 程度、各分枝の径は3 - 7 mm程度、子実体全体の高さは3 - 13センチメートル (cm) になる[4]。表面は肉眼的には平滑、ほぼ全体がオ