※本記事は日経コンピュータの特集をほぼそのまま再掲したものです。初出から1年近くが経過しており現在とは状況が異なる可能性がありますが、この記事の価値は今でも変わらず、読者にとって参考になる部分が多いと判断し、改めて公開しました(ITpro編集部) 上長やシステム部門に、仮想マシンの必要性やスペックを申請、それらの承認を受けるプロセスがワークフローだ。ワークフローを整備していないと、不要な仮想マシンや、妥当なスペックと乖離したものが作られてしまう。 利用者の申請・承認にかかる手間を省くため、ワークフローをシステム化すべきというのがこれまでの常識だった。この常識は必ずしも正しくない。 2段階で要求を厳選 東京海上日動は、システム部門とシステム子会社が2段階で利用部門の要求を絞り込んでいる。システム化はしていない。「精査のプロセスをシステムに落とし込めない」(東京海上日動の玉野肇IT企画部長兼I