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スゴ本に関するfoo164のブックマーク (4)

  • 「千夜一夜物語」はスゴ本

    「死ぬまでに読みたい」シリーズ。 「あたり」に出会うと、ずっと読み続けたい、終わらなければいいのに……と思うことはないか?ページを繰る手ももどかしいのに、ページが尽きるのを惜しむ、矛盾した感情。「千夜一夜物語」別名「アラビアンナイト」は、まさにその鉄板の面白さ。誰が読んでも面白いという点では、古今無類であり、読む人の心を喜ばせ、高め、慰める力を持っている。 しかも、バートン版。「千夜一夜」は多くの人が編さん・翻訳しているが、なかでも一番エロティックでロマンティックでショッキングな奴が、バートン版なのだ。淫乱で野卑で低俗だという批判もあるが、その分、意志の気高さや運命の逆転劇が、いっそう鮮やかに浮かびあがる。妖艶な表紙からして子どもに見せられないし、残虐だったりドエロだったり萌えまくる描写が山とある。これらは、人性のドロドロの濃淡・陰影をつけるための淫猥ではないかと。 物語のバリエーションは

    「千夜一夜物語」はスゴ本
  • 「読書の歴史」はスゴ本

    あらゆる「を読む人」にオススメ。 賢者のライフハックから原理的な選書眼まで、「読書」にまつわる愛と気づきがぎっしり詰まっている。古今東西に及ぶ史実、逸話、伝承、研究成果などを交えて語られた「読書歴史」に類書は存在しない。隙のない全方位的展開でいながら、自らの思索と経験を語りつくしている。書の評価は、「名著」がふさわしい。読んでも読みつくせないことへの畏怖と敬意を抱きながら、読むことに対する勇気を灯してくれるスゴ。 マングウェルは「図書館 愛書家の楽園」を読んだだけだが、博覧強記が服着ているような猛者。生きてる人で比較すると、松岡正剛なみの読書家・愛書家・狂書家といっていい。そんな薀蓄大王が気張らずに語りかけてくれる。トピックが重層に張り巡らされているので、読み手の経験や年齢や嗜好に応じ、幾通りの出合いがある。わたし自身、再読のたびに発見があるだろう。だからここでは、今回の読みで出合

    「読書の歴史」はスゴ本
    foo164
    foo164 2011/01/16
    「読書の歴史」積読状態だったなぁ…読むか。
  • とことん幻想「リリス」

    勘ぐり捨てて、浸るように潜るように読む。悪夢と善夢を混ぜ合わせた読書。 もちろんリリスのことは知っている。NERV部のセントラルドグマ最深部にいる巨人だろ?百年も前の英国の作家・ジョージ・マクドナルドが、どうやってエヴァンゲリオンを見てたかは謎だが……そろそろ冗談はやめにしよう。ただ、「リリス」の正体について調べたのは、エヴァがきっかけだったりする。あるいは、「ファム・ファタル」の表紙を飾っているのがリリス。 リリスは妖魔の一種だといわれる。もとは最初の人・アダムのとして創造されたが、彼のもとを去り、地上へ身を堕とす(肋骨からエヴァが作られるのはその後)。赤子を虐待したり、吸血鬼としても有名なんだが、その"理由"までは知らなかった……それが、書で、明かされる。いまふうに言う、「私が私らしくあるために」だろう。アダムが強要する正常位(男性上位)を嫌ったからという俗っぽい説もあるが、あな

    とことん幻想「リリス」
    foo164
    foo164 2010/11/05
    「この音楽に身を任せてしまう」という読み方をする「リリス」という本 EVAは肋骨より産まれます
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    二十世紀アメリカ最高の作家と評されるウィリアム・フォークナー。 その最初の傑作である『響きと怒り』を読んだのだが、正直これ、面白いと言っていいのか、分からない。 1回目の通読に、何度も読み直しさせられたり、辻褄の合わないフレーズを理解するのに苦労させられた(後にそれはフォークナーの超絶技巧であることが判明する)。仕掛けだらけの難解さに加え、同名の別人が登場し、読み手の混乱に拍車をかける。 「この”クエンティン”って、あのクエンティンだよな?」などと呟きながら、行ったり来たりするうちに、散りばめられたピースが組み合わさり、物語の全容が浮かび上がってくる。300ページの長編小説を読み通すのに一週間もかけたのは珍しい。 さらに、全てを読み終えたいま、改めて1ページ目から読み直している。河出書房の新訳だけでなく、岩波文庫とも読み合わせながら読む。歯ごたえはあるものの、噛みしめると滋味あふれる、中毒

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
    foo164
    foo164 2010/10/13
    短編集なスゴ本。とりあえずほしいものリストに追加。
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