富裕層ビジネスを統合 米シティとモルガン・スタンレー2009年1月14日11時3分印刷ソーシャルブックマーク 【ニューヨーク=丸石伸一】米金融大手シティグループと同モルガン・スタンレーは13日、両社の富裕層向け事業を統合し、合弁会社を新設すると発表した。両社出資の新会社「モルガン・スタンレー・スミス・バーニー」は顧客資産1兆7千億ドル(約150兆円)を抱え、個人向けでは世界最大級の証券会社になる。 新会社は、シティ傘下の個人向け証券会社スミス・バーニーと、モルガン・スタンレーの富裕層向けビジネスを統合して誕生する。新会社にはモルガン・スタンレーが51%、シティが49%それぞれ出資する。シティはスミス・バーニーの過半を売却する形になり、27億ドル(約2400億円)を受け取る。 新会社は、統合する両社の事業を引き継ぎ、資産家の資金運用などを中心に事業を展開する。2万人以上のファイナンシャルアド