第133回 富を生み出す道州制への道 ―― 九州をモデルケースに 経営コンサルタント 大前 研一氏 2008年6月18日 最近、道州制へ向けた議論を耳にする機会が増えてきた。いよいよ俎上(そじょう)に上ってきたと言うべきか。 わたしが、かねてからの道州制推進論者であることはご存知の人も多いと思う。「地域国家論」の提唱者として、わたしは19世紀的な国民国家からの脱却を世界中で呼びかけてきた。EUや中国の台頭を地域国家の集合体として見る見方も折に触れて提示してきた。 世界の繁栄する地域を見れば、その秘訣がROW(Rest of the World:その他世界)から呼び込むことにあることは明らかだ。日本ではいまだに国民の払う税金で景気刺激をするしかないと考えている人々が大半だ。富の分配はその前提として富の創出がなくてはならない。いま日本の人口はまさに少子高齢化しており、毎年40万人ずつ就業
日本人ほどマラソンが好きな国民は珍しいようだ。テレビ中継にしても、生放送で、それもスタートからゴールまでノーカットで中継するというのはどうも日本ぐらいだと聞く。 また、日本では多くの人がマラソンの距離を聞かれれば「42.195km」と答えられるが、本書によればこれもかなり珍しいことのようだ。 アメリカでは「26.6マイル」というのが一般的で、厳密には「26マイル385ヤード」なのだが、数字を5つもおぼえるのはめんどうなので、縮めてしまうらしい。そのおかげで、2006年のニューヨークシティマラソンでは、大会のオフィシャルタオルに「ニューヨークシティマラソン26.6マイル」という文字とともに「42.6km」と入っていた、なんてこともあったという。 それほどまでにマラソンについて正しい知識をもつ人も愛好者もたくさんいるにもかかわらず、日本には長らく、ニューヨークシティマラソン、ボストンマラソン、
樹海の奥深くへと青や白のひもが続く。ここも立ち入り禁止エリアだ=山梨県富士河口湖町精進、岡戸写す 富士山の北西に広がる青木ケ原樹海(山梨県富士河口湖町、鳴沢村)の木々に、無数のカラフルなひもが張り巡らされている。サバイバルゲームや「探検」遊びなどで樹海に入る人たちが、道しるべとして結びつけ、そのまま放置するらしい。富士山一帯の世界文化遺産登録をめざす山梨県は巡回を強化し、生態系への影響調査にも乗り出している。 青木ケ原樹海(約3千ヘクタール)は1千年以上昔に噴出した溶岩の上に腐葉土が積もり、そこに植物が生い茂った原生林の森だ。4月下旬、山梨県の臨時職員「富士山レンジャー」の巡回に同行した。 富岳風穴(ふがくふうけつ)付近(富士河口湖町)の遊歩道を歩くと、両側の茂みの奥に白、赤、青、黄のひもが光って見えた。原生林に入ると、あちこちの木々の幹や枝にひもが縛り付けられている。1本の木からク
数寄屋橋交差点の銀座東芝ビル1階に入居する「旭屋書店銀座店」(中央区銀座3)が4月25日に閉店し、43年の歴史に幕を下ろした。 早嶋喜一氏が1946年(昭和21年)に創業した旭屋書店(本社=大阪市)は、現在、国内に32店舗、海外に4店舗、国内雑貨店を5店舗展開するほか、ネット上で書籍の商品検索と店舗取り置きサービスを行う。1965年(昭和40年)に開店した銀座店の店舗面積は460平方メートル。同店は東京出店第1号で、文芸・人文・ビジネス・料理などのジャンルを中心に約10万冊の書籍を扱ってきた。同店周辺の銀座・有楽町界隈で働く会社員やなじみ客の利用が多かったという。 閉店の経緯として、昨年10月に同ビルの所有が東芝不動産から東急不動産に移り、2009年12月の全面取り壊しが決定し、「当社の事業計画との間に食い違いが生じた」(同社)とコメント。広報担当者は「長らくご愛顧頂き誠にありがとうござい
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