北海道夕張市は1日、財政破綻(はたん)後に市立病院から公設民営化した市立診療所が5月、心肺停止だった男性の救急搬送受け入れを断っていたことを明らかにした。男性は別の診療所に運ばれ、死亡が確認された。 藤倉肇市長は同日、会見で「誠に遺憾」と話した。診療所を運営する医療法人「夕張希望の杜」から事情を聴き対策を協議する。 夕張市などによると、5月19日午前8時ごろ、同市旭町で50代の男性が自殺を図り、心肺停止となったと119番通報があった。救急隊は診療所に受け入れを要請したが「医師が1人で外来患者の対応があり不可能」と断ったという。 診療所は昨秋にも同様に断ったことがあり、心肺停止患者は市内で最も近い医療機関が受け入れることで合意していた。希望の杜は3月に常勤医3人が退職し現在は常勤医1人だった。
奈良県大淀町立大淀病院で06年8月、同県五條市の高崎実香さん(当時32歳)が分娩(ぶんべん)中に意識不明となり、転送先で死亡した問題を巡り、遺族が町と産科医に約8800万円の賠償を求めた訴訟の判決が1日、大阪地裁であった。大島真一裁判長(島村雅之裁判長代読)は遺族の請求を棄却したが、19病院から受け入れを断られた経緯に触れ、「産科救急医療の崩壊と言われており、充実を願いたい」と意見を述べた。 原告は、夫晋輔さん(27)と転送先で生まれた長男奏太ちゃん(3)。 実香さんは06年8月7日、分娩のため同病院に入院。8日午前0時ごろ頭痛を訴え、間もなく意識不明になり、けいれんを起こした。産科医は妊娠高血圧症の子癇(しかん)と診断し、病院は産科救急の転送先を探し始めたが、19病院から受け入れを断られた後、同5時47分ごろ、約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に搬送。頭部CT検査で血腫
着床前診断の流れ ニュース・フォーカス着床前診断の研究、9月にも開始 期待の声と倫理的課題(2019/8/21) 体外受精した受精卵の染色体を調べて、不妊治療の成功につなげる「着床前診断」の臨床研究を、日本産科婦人科学会(日産婦)が9月にも各地の医療…[続きを読む] 命の砦守りたい 救急病院の人件費、ネットで募った医師[ニュース・フォーカス](2019/8/20) 「この症状って救急車?」迷った時にかける電話番号は[ニュース・フォーカス](2019/8/18) 感染症が原因のがんは、感染の予防・治療で防げます[内科医・酒井健司の医心電信](2019/8/19) 新出生前診断、認定外施設で広がる 不確実なまま中絶も[ニュース・フォーカス](2019/8/16) 自宅に洪水来たら…「ういてまて」 医師ら伝える救助法[ニュース・フォーカス](2019/8/21) 急性肝炎で入院の小
症状が軽いのに救急外来を受診する患者から特別料金を徴収できるよう、中央社会保険医療協議会(中医協=厚生労働相の諮問機関)が15日、検討を始めた。救急医療に携わる病院勤務医の負担を軽くする狙い。2010年度の診療報酬改定に合わせて、4月から導入される可能性がある。 救急医療の現場では、軽症患者が自分の都合で休日や夜間に受診することが問題化している。07年に救急搬送された患者のうち軽症と診断されたのは過半数を占め、とくに高齢者の軽症患者は07年までの10年間で2.5倍近くになった。こうした状況が医師らの負担を増やし、医療崩壊を招いたと指摘されている。 中医協で検討されている案では、救急外来に来た患者の状態を医師らが事前に確認し、軽症の場合には特別料金がかかることを説明する。それでも患者が希望して受診すれば、特別料金を徴収することができるようにする。 対象機関は、重度の患者を受け入れる救急
春です! なんだか妙にやる気が出てきた筆者ですが、質問はまじめでした。「夜中の急な発熱や激痛。直接病院に電話をしても診療を断られてしまいました」とのこと。確実に病院に受け入れてもらう方法があるのでしょうか。 春ですね。春になると、なんだか妙にやる気が出てきたり、新たなことにチャレンジしたくなるような変なホルモンが出てくるのは私だけでしょうか? 冬眠から覚めたクマのような気分。あー、私も何か始めないと! そんなスプリング・ホルモン(そんなのないけど)の影響か、年甲斐もなく「カラージーンズ」が欲しくなりました。春流行のパステルカラーなんかのジーンズですね。若い子に人気なのはピンクやオレンジ、グリーンらしいです。 そこで若いお姉ちゃんたちに紛れて、私は(顔をやや隠しつつ)大胆にも淡いパステルピンクを試着。……鏡には、ゆでた大根というべきか、いや、なんかピンクのモモ引きみたいな、非常におかしなオバ
救命救急センターの処置室。診療の合間を縫って研修医や学生を指導する八木啓一教授(右)=鳥取県米子市、重政写す3月末で教授以下の救急医全員が辞職する鳥取大医学部付属病院の救命救急センター=鳥取県米子市、重政写す 鳥取大医学部付属病院(鳥取県米子市)の救命救急センターに勤務する救急医4人全員が3月末で辞職する。4人には医学部の教授と准教授も含まれ、教授らは「地方の救急医療の現場は体力的にも精神的にも限界」と訴えている。同センターは同県西部で、重篤患者に対応できる唯一の救急施設。後任の救急医はまだ2人しかめどがたっておらず、4月以降のセンターの機能に不安の声が上がる異例の事態となっている。 辞職するのは、同センター長で鳥取大医学部救急災害科の八木啓一教授(54)と中田康城准教授、若手医師2人の計4人。若手医師は昨年夏に年度末での退職を申し出て、教授と准教授は昨年末から今年1月にかけて辞職の意
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