ついに完成を迎えた、新海誠監督による連作短編アニメーション『秒速5センチメートル』。 今回、このオムニバスの主題歌として起用され、物語に寄り添う形で劇中でも使用されているのが山崎まさよしの楽曲『One more time,One more chance』だ。 その山崎まさよしと新海誠監督の対談がカルチャージャーナル誌『Invitation』3月号(ぴあ)で実現した。 ここでは同誌に掲載されなかった未収録分を一挙紹介。新海監督が同曲を起用した理由、そして同曲が誕生した経緯まで、それぞれが作品に懸ける思い、それぞれの作品に寄せる思いが存分に語られている。映像と音楽――それぞれのフィールドで活躍しているアーティスト同士のトークに注目して欲しい。 山崎 最初に作品を見せていただいた時は、まだ全部できあがってなくて、最後のほうはまだ絵コンテの状態だったんですよね。それが逆にすごくよかったと言うか
『秒速5センチメートル』85点(100点満点中) 2007年3月3日よりシネマライズにて公開 2007年/日本/60分/配給:コミックス・ウェーブ 山崎まさよしの主題歌の歌詞を笑えない人に 『秒速5センチメートル』は、一言で言うとアニメ版『時をかける少女』を気に入った人なら、まず間違いなく満足する映画だ。 内容は、一人の少女を思い続けた男の十数年間を三話構成で綴った連作短編もので、上映時間は60分間。第一話は主人公の貴樹(声:水橋研二)と明里(声:近藤好美)の小学生時代から始まる。 舞台は東京の小学校。転校を繰り返してきた二人は、互いの境遇の類似からやがて特別な思いを寄せ合うようになる。明里が栃木の中学校に入ってからも仲良しのまま文通を続けていたが、1学期の終わりに貴樹の鹿児島への転校が決まる。貴樹は最後に明里に会うため、栃木県の小山の先まで向かうが、彼の乗るJR宇都宮線は記録的な豪雪に見
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