大場つぐみ・小畑健の『DEATH NOTE』コンビによる漫画家を目指す少年たちのマンガ『バクマン。』。ネット界隈でも評判が良いようです。 まだ連載第2回の段階ですので考察というほどのものは出来ませんが、思ったことをつらつらと。 フジモリの認識では、『DEATH NOTE』は、「セカイ系」に対するアンチテーゼとして描かれていました。例えば宇野常寛『ゼロ年代の創造力』では『DEATH NOTE』をアニメ『コードギアス』と同じ流れに配し、それらを「セカイ系(=「引きこもり」に繋がる自己に閉鎖した世界)」に対し「決断主義(=引きこもってられない。なんでもいいからやらなきゃ、の世界)」と称しました。*1 実際、『DEATH NOTE』は「世界を変える強大な力を持ちながらも個人との関係に終始する」セカイ系に対し、「世界を変えるほどではないが特殊な力を入手した主人公が世界を変えていく」物語という意味で「