この間違い、あなたは笑えますか? ◆『ネットで見かけた信じられない日本語』三條雅人・著(社会評論社/税抜き2100円) うろ覚えだったところに注意が払われることなく、ネット上にあらわれた奇妙で愉快な日本語というもの。 著者自身「調査」を重ねながら、辞書などで調べるまで曖昧だったものがいくつもあると述べている。たくさんの用例から、ごく一部を問題にして始めることにしましょう。 次の言葉の用い方や漢字のどこが誤りかを指摘しなさい。(1)不足の事態、(2)手持ちぶたさ、(3)形見が狭い、(4)時代交渉、(5)一貫性のブーム、(6)油断を許さない、(7)進出気没、(8)目尻が熱くなった。