別名「戦車道路」 市民が憩う東京の緑道で、過去に何があったのか？ グネグネ・ウネウネに“名残り” | 乗りものニュース

別名「戦車道路」 市民が憩う東京の緑道で、過去に何があったのか？ グネグネ・ウネウネに“名残り” | 乗りものニュース

東京都町田市の「尾根緑道」。高低差のある曲がりくねったこの歩道は「戦車道路」という別名があります...概要を表示 東京都町田市の「尾根緑道」。高低差のある曲がりくねったこの歩道は「戦車道路」という別名があります。市民の憩いの散策路にはおおよそ似つかわしくない名前ですが、昔からそう呼ばれていたようです。どのような由来でしょうか。 緑豊かな散策路は「戦車道路」だった 東京都町田市、神奈川県相模原市との県境に近い多摩丘陵の尾根に、「尾根緑道」と呼ばれる散策路が存在します。市民に親しまれている緑豊かなこの散策路は、地元で「戦車道路」という、どう見ても散策路に似つかわしくない名前で呼ばれています。 実はこの道路、元をただせば日本陸軍の戦車用テストコースだったのです。 拡大画像 場所によっては一般道路となっている「戦車道路」こと町田の尾根緑道（瀬戸利春撮影）。 話は第2次世界大戦中の1942（昭和17）年末にさかのぼります。この年の7月、日本陸軍はドイツ陸軍の電撃戦に刺激を受けて機甲軍を創設しました。複数の戦車師