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松右衛門帆 - Wikipedia
松右衛門帆(まつえもんほ)は、日本の帆布の一種。 この項では、江戸時代に帆船のために生産されたもの... 松右衛門帆(まつえもんほ)は、日本の帆布の一種。 この項では、江戸時代に帆船のために生産されたものおよび、その歴史にちなんで平成時代より兵庫県高砂市の観光振興のために発売された帆布製品のブランドについて記述する。 工楽松右衛門が発明した[1]。松右衛門は、従来のものより大きく、より丈夫な帆布を作れば、帆船の航海日数や荷積みの日数が短縮されることで、航行が効率的になるだろうと考え、帆布の研究に着手した。 松右衛門は、強い帆を作るための素材について、播州の特産品[2]であった良質の木綿に着目した。「広幅ニて二尺二、三寸[3]」にもなる分厚い大きな木綿布の織り上げに成功すると、縫合方法の開発に取り組んだ。直径1ミリを超える太い木綿糸を縦糸にも横糸にも使い、耐久性を増す工夫を図った。 1812年刊の造船技術書「今西氏家舶縄墨記 坤」によれば「松右衛門帆と言うは、太糸を縦横二た筋づつに織りたる帆なり