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北原みのり「毒婦。」書評 「透明な鏡」の彼女、男と女の目線映す|好書好日
毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記 著者:北原 みのり 出版社:朝日新聞出版 ジャンル:社会・時事・政... 毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記 著者:北原 みのり 出版社:朝日新聞出版 ジャンル:社会・時事・政治・行政 毒婦。 [著]北原みのり/別海から来た女 [著]佐野眞一 事件が明るみにでたときメディアは色めきたった。魔性の女。婚カツ詐欺師連続殺人。練炭女。 それなのに、と北原は思った。ここには凄惨(せいさん)な暴力のにおいがしない。女の犯罪につきものの湿度がない。共感や同情も一切持ちえない。著者は言う。「ただ私は、木嶋佳苗という女が、全く全く全く、分からなかった」。だから裁判の傍聴をはじめた。 北原は女の目線で被告を追う。小柄で清潔で美肌で声が優しく上品。服を変え、髪形を変える。メールが明かされる。最初から直截(ちょくせつ)的に経済的支援を要求する。そしてこう書く。「本気で思って下さるなら交際期間中も避妊しなくても構いません」。男は次々に落ちた。裁判中、被告は終始、他人事のようにたたずむ。
2012/05/29 リンク