エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント1件
- 注目コメント
- 新着コメント
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
書評 コーマック・マッカーシー『ブラッド・メリディアン』 - 越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa
血塗られた戦争空間としての「西部」を描く コーマック・マッカーシー『ブラッド・メリディアン』 越川... 血塗られた戦争空間としての「西部」を描く コーマック・マッカーシー『ブラッド・メリディアン』 越川芳明 十九世紀半ばの米国南西部を舞台にした小説だ。かつてのハリウッドの西部劇は、たいていこの時代の西部を扱っているが、この小説は映画でロマンチックに描かれた西部を、アメリカ人と先住民とメキシコ人の三すくみの「殺戮」や「強奪」に血塗られた戦争空間として書き直しをおこなっているという意味で、「歴史修正小説」(リンダ・ハッチョン)と呼んでもよいだろう。 十九世紀半ばといえば、米国が政治的混迷をきわめるメキシコに乗じて戦争を仕掛け、メキシコ領土の北半分をぶんどった「米墨戦争」が思い出されるが、主人公の「少年」がテネシー州の小屋から西に向かって放浪を始めるのが、まさしく戦争真っただ中の一八四七年だ。それ以降、ヨーロッパの列強から世界覇権を奪い取るために米国の仕掛ける様々な戦争を思い起こせば、この時代の西
2010/04/27 リンク