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理系が池澤夏樹の世界文学全集をほぼ全部読んだから五段階評価する⑥
【前】anond:20250102211547 3-01「わたしは英国王に給仕した」ボフミル・フラバル 阿部賢一訳★★★才覚で... 【前】anond:20250102211547 3-01「わたしは英国王に給仕した」ボフミル・フラバル 阿部賢一訳★★★才覚でナチスと共産主義の嵐を生きぬいた給仕のお話。経験から相手の本質を見抜き、最高のサービスをする、ってのは序盤だけで、あとは東欧諸国の悲惨な歴史の中で話が進む……はずなんだが、文章全体にユーモアが漂っていて、ナチス政権下でも結構いい思いをしていて、「歴史をこんな風に扱っていいのか?」とその大胆さに驚かされる。当事者だからいいのか? いや、そんなことはないのか? 最近は意外なことで炎上したり叩かれたりするので何もわからん(なんか、アジア人のふりをして小説を書いたらバズって、そのままアジア人のふりをする羽目になる、みたいなキャンセルカルチャーをネタにしたアメリカの風刺文学があった気がするんだが、思い出せない。キーワードで検索しても新しい価値観についていけないで炎上しちゃう六
2025/01/04 リンク