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なぜそこまで「ニート」を恐れる?
内閣府が先日、ニートが全国で約85万人に達するとの推計を発表した。10年前に比べて約18万人も増... 内閣府が先日、ニートが全国で約85万人に達するとの推計を発表した。10年前に比べて約18万人も増えたといい、約85万人の中で将来の就職を希望していない者は約42万人にのぼった。これは大問題だ。 この85万なり42万といった数字は一体どれほどのものなのか? 日本における「ニート」の定義によれば母集団は15歳から34歳の住民。ここには団塊ジュニアも含まれれば「1.57ショック」の年1990年に産まれたコホートも含まれるのでかなり数に違いがあるが、まあざっと計算して3000万人くらいはいるわけである。3000万人中の85万(約3%)ないし42万(約1.5%)。しかも、バブル景気のときのように有効求人倍率がいまとはくらべものにならなかった時期ならともかく、デフレ不況にどっぷり浸かっていた時期の数字である。むしろこれくらいあたりまえじゃないの? 仮に彼らが働いていたとしてもほとんどは平均以下の労働条
2006/05/30 リンク