まるで映画『マイノリティ・リポート』のようにジェスチャーで操作する未来の楽器がKAGURAだ。インテル主催のコンテンストで見事1位に輝き、話題となった。開発したのは福岡発のベンチャー「しくみデザイン」。彼らが目指すものとは?かつてないものを生み出すためには?代表である中村俊介氏の発想に迫る。 「仕組み」をつくる。この世になかったものを生み出す。 「KAGURA」という全く新しい楽器がある。 楽器といっても、ピアノやバイオリンのように形があるものではなく、PCにつながるカメラの前で身体を動かせば誰でも音楽を奏でられるというアプリケーションだ。演奏している姿は、まるで映画『マイノリティ・リポート』。モニターの前に手をかざしてコンピューターを操作するトム・クルーズを思い起こさせる。 KAGURAの革新性は海外でも評価され、2013年、インテル主催のコンテストで世界各国から集まった2800作品の中