「私個人のカリスマ性は、いささか十分ではないなと思う」。自民党の谷垣禎一総裁は14日、日本記者クラブで会見し、自らのリーダーシップについて自嘲気味に語った。 「自民党の支持率が上がらないのは総裁のイメージのせいでは」と問われ、「潜在的に私がずっと悩んできたことを鋭く指摘して頂いた」と苦笑。「古びた自民党を新しいものに感じてもらうのは、ある意味で地味なこと。地味なことを着々とやっている」と弁解した。 さらに、高い人気を誇る橋下徹大阪府知事や河村たかし名古屋市長を念頭に「バケモノ的な人気を得る方が時々いる。そういう方の訴えがバランスのとれたことか、はなはだ疑問」と反論した。