凸版印刷と台湾Chimeiグループの中核企業であるChi Lin Technology社は、電子棚札や電子ラベルなど産業分野向け電子ペーパー事業に関して協業した。凸版印刷は、Chi Lin社が製造する産業分野向け電子ペーパーを2011年5月から日本市場へ販売開始する。また、両社は共同で関連サービスの開発も進める。
R. Colin Johnson:EE Times、翻訳 仲宗根佐絵、編集 EE Times Japan 電子ペーパーは、木を伐採して作る新聞紙の代替となり得る。ただし、伝統的な新聞市場に入り込めればの話だ。そして、新興企業の米NewsFlex社にはアイデアがある。電子ブックの売り上げを伸ばすためにテキスト1ページ大のディスプレイが必要だったように、電子新聞向けには、新聞紙と同じように折り畳め、同程度の大きさのディスプレイが必要だという。 同社の創設者であり、CEOを務めるEdward Laves氏は、「当社は、紙の新聞を読むのとほぼ変わらない感覚を利用者に与えることを可能にするディスプレイ技術を持っている。そして、ニュース配信において、電子新聞をテレビやインターネットよりも先行させるビジネス・モデルがあると信じている」と述べている。 NewsFlex社は、一般的な大きさの電子ペーパーを4
柔軟性のある新しい電子ペーパー技術を使った電子書籍リーダーを、米出版社Hearst傘下のSKIFFが発表した。年内に米国で発売予定で、1月7日から米ラスベガスで開催の2010 International Consumer Electronics Show(CES)で展示する。 SKIFFの「Skiff Reader」は厚さ6.8ミリと、これまで発表された電子書籍リーダーの中で最薄という。解像度1200×1600ピクセルの11.5インチのフルタッチディスプレイを搭載し、重さは約500グラム程度。 同製品の大きな特徴となっているのが、ステンレススチールホイルを基盤とする次世代電子ペーパーディスプレイだ。この電子ペーパーは薄くて柔軟性があり、多くの電子書籍リーダーで使われているガラス基板の電子ペーパーと比べて、耐久性に優れるという。この技術はLG Displayとの協力で開発した。 Skiff
米Amazon.comは米国時間11月30日,同社の電子書籍リーダー「Kindle」の1カ月間における販売台数が過去最高を記録したと発表した。KindleはAmazon.comが販売する製品カテゴリの中で最も売れる商品となっており,この11月も引き続きトップとなった。またユーザーが自分の希望の商品を公開できるWish List(欲しいものリスト)や,ギフト・アイテムの中でもKindleはトップ商品だという。 Amazonは具体的な販売台数を明らかにしていないが同社のKindle部門バイス・プレジデントのIan Freed氏は,「個人が家族や友人への贈り物として複数台を購入したり,企業などが従業員や顧客向けに大量に購入したりしている」と説明している。 AmazonがKindleの販売を開始したのは2007年11月。2009年5月には9.7インチ・モデルの「Amazon Kindle DX」を
図1 韓国Samsung Electoronics社の展示 有機ELテレビや、有機ELパソコンなど多数の開発品を山積みし、有機ELに対する力の入れ具合を見せつけていた。 図2 韓国LG Display社の15インチ型有機ELテレビ受像機 1366画素×768画素表示である。輝度200cd/m2、30%全白時のピーク輝度は450cd/m2、コントラスト比10万対1。色再現範囲はNTSC比100%と広い。防水機能も備えている。左側は筐体を横向きに配置したところ。 図3 韓国Samsung Mobile Display社のICカード向け有機ELディスプレイ フレキシブル化のため、ドイツBundes Druckerei社と共同開発した。輝度200cd/m2、コントラスト比1万対1である。
米Arizona State UniversityのFlexible Display Center(FDC)は、タッチ・スクリーン機能を備えるフレキシブル・ディスプレイを開発した。世界初だと主張する。このディスプレイは軽量で、まずは軍事分野で使われる予定だ。FDCは、米陸軍と米Arizona State Universityが締結した10年間の共同研究開発契約に基づいて設立された官学共同の研究機関である。 今回のフレキシブル・タッチ・スクリーンは、米E Ink社が開発したアクティブ・マトリクス駆動の電気泳動ディスプレイ技術に基づいており、タッチ・スクリーンの材料を帝人デュポンフィルムが提供した。帝人デュポンフィルムは、タッチ・スクリーンで使われているガラス・パネルの代替として注目されるプラスチック材料を手掛けるメーカーである。 E Ink社でマーケティング担当バイス・プレジデントを
船井電機新応用技術研究所が開発した反射型表示デバイス「Dynamic ECD」を,つくば市の「つくば研究支援センター」にある同研究所で見せてもらった。関係者以外では初公開だとする。今回のパネルの地色には,白色顔料として一般的な酸化チタンを使ったため,一般的な事務用紙以上に白く,視認性に優れていることが確認できた。
船井電機新応用技術研究所が開発した反射型表示デバイス「Dynamic ECD」は,パッシブ・マトリクスによるライン・スキャン駆動であるにもかかわらず,画面全体に文字や画像がスッと浮かび出るような表示法である。これは,ラインごとのスキャン書き込みを何回か繰り返すことで染料の濃度を濃くして浮かび上がらせる方式だからだ。
富士ゼロックスが光書き込み方式のカラー電子ペーパーの試作品を,12月5日~7日開催の「International Display Workshops(IDW)」のオーサーズ・インタビューで披露した。その明るさ・コントラストの高さ,色の濃さ,書き換えの速さが大きな反響を呼び,試作品を一目見ようとする人が絶え間なく押し寄せた。
News 2002年4月18日 11:59 PM 更新 E-Inkと凸版印刷の“電子ペーパー”――その課題と可能性 電子ディスプレイフォーラム2002のセッションで,E-Inkから電子ペーパーの課題と可能性が語られた。また,ブックフェアでは,E-Inkと共同で電子ペーパーを開発している凸版印刷が,電子ペーパー応用製品の展示を行った。 新しいテクノロジーの登場によって,これまでになかった新しい市場が生まれていく――特に,成長著しいディスプレイ分野は,このようなブレイクスルーを何度も繰り返してきた。そして今,「電子ペーパー」という次世代ディスプレイに注目が集まっている。 電子ディスプレイフォーラム2002のセッション「新しいマーケットを創造する新デバイスの動向」の中で,E-Inkアジア地区担当ディレクターの栞田良輔氏が,新市場の創出が期待される電子ペーパーについて語った。 紙のように薄く・軽く
本棚を占領する何冊もの本,重くて分厚い学会の予稿論文集,展示会でもらうカタログの山――。これらを1枚の薄い「電子の紙」に入れて,読みたいときに読みたいところを読むことができたなら・・・・・・。ディスプレイ技術者なら,ほとんどの人が一度は思い描くテーマでしょう。筆者はユーザーの立場になりますが,たくさんの資料を抱えながら取材に駆け回るたびに,「1枚の電子の紙を持ち歩くだけで済めばどれほど楽なことか」と思い続けてきました。 うれしいことに,ここへ来て,電子の紙の担い手である「電子ペーパー」を活用したビジネス展開が本格化してきました。これまでにも電子ペーパーのコンセプト提案や研究開発,少量生産の話題はたびたびありましたが,そうした段階を踏み越えて,電子ペーパーを利用した大規模ビジネスの提案が続々と出ています。 その皮切りとなったのが,米Amazon.com, Inc.の電子ブック「Kindl
Expired:掲載期限切れです この記事は,ロイター・ジャパンとの契約の掲載期限(30日間)を過ぎましたので本サーバから削除しました。 このページは20秒後にNews トップページに自動的に切り替わります。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く