2024年7月1日、「つやまエリアデジタルライブラリー」の運用が開始されました。 「つやまエリアデジタルライブラリー」は、岡山県内1市5町(津山市・鏡野町・勝央町・奈義町・久米南町・美咲町)で構成される津山圏域定住自立圏の図書館相互利用事業の一環として実施されるものです。 津山市・鏡野町・勝央町・奈義町・久米南町・美咲町に在住又は在勤・在学し、いずれかの市町の貸出券を持っている人が利用できます。 図書館電子書籍貸出サービスがはじまります!(津山市立図書館, 2024/7/1) https://tsuyamalib.tvt.ne.jp/topics/2024_0701.html つやまエリアデジタルライブラリー https://tsuyama-area.overdrive.com/ つやまエリアデジタルライブラリー利用案内(津山市立図書館) https://tsuyamalib.tvt.ne
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2年前に、デンマークの公共図書館が学校や地域をどのように支援しているかについて、日本学習社会学会で発表する機会をいただきました。今回は、その時に発表した内容を、後日学会誌に載せていただいた原稿にもとづきながら紹介したいと思います。 はじめにICTの進んだデンマークの学校教育現場では、デジタル教材やPCをベースにした授業やグループワーク、プレゼン方法などが小学校から常時用いられ、授業や学習形態もそれに応じて多様化している。また、ICT導入以前から重視されてきた批判的に物事を検証する姿勢や、議論や対話を通した学びの形も継続されている。さらに2013年の大幅な学校教育法改定では、学校は地域の企業、団体・公共施設と積極的に協働することが義務付けられた。このような背景から、デンマークの公共図書館は、学校支援に向けて様々な取り組みを行っている。 グループワークに取り組む生徒と指導する先生 そこで今回の
2023年4月20日付で、米国学校図書館員協会(AASL)の機関紙“Knowledge Quest”のウェブサイトに、ブログ記事“School Library Outreach Programs”が掲載されました。 学校図書館は教育システムの重要な一部であるだけではなく、地域社会に対する様々な取組の拠点でもあるとし、学校図書館が地域へのアウトリーチ活動を行っていく方法が紹介されています。記事では、その方法として「テクノロジー」と「学校行事/プログラム」の2点を挙げ、地域に貢献できる独自の立場にある学校図書館が実施できる取組について述べています。 学校図書館が地域社会への働きかけや活動に参加することで、地域社会への帰属意識の醸成に貢献できるほか、学校と地域社会との間につながりと信頼感を育むことができるとしています。 School Library Outreach Programs(Knowl
2023年4月14日、東京都の江戸川区立図書館が、5月10日に新たに5校に図書館サテライトを開設することを発表しました。 すでに開設済みの5校に加え、5月10日に南小岩小学校、松江第五中学校、平井小学校、第五葛西小学校、春江小学校に同館の図書館サテライトが開設されるものです。 サテライトで利用可能なサービスとして、事前に予約した図書館資料の受取り、利用登録に関する受付、図書・雑誌のブックポストへの返却(年末年始などを除く終日)、学校図書館の資料の閲覧 (日曜日のみ)が挙げられています。 お知らせ一覧(江戸川区立図書館) https://www.library.city.edogawa.tokyo.jp/toshow/wp/info.php 江戸川区立図書館サテライト 利用案内 [PDF:2ページ] https://www.library.city.edogawa.tokyo.jp/TOSH
「ひろしま子どもサイエンスライブラリー」の開設広島県立図書館・正井さゆり(しょういさゆり) 2022年7月7日,広島県立図書館は,子供の読書活動推進コーナー(以下「子供向けコーナー」)にサイエンスをテーマにした「ひろしま子どもサイエンスライブラリー」(以下「ライブラリー」)を開設した。 ●概要 子どもにとって興味関心が高いサイエンスに特化した一角には,動植物・昆虫・天気・宇宙・恐竜等自然科学分野の図書約2,000点を新たに整備し,ビジュアルやイラストを多く含んだ図鑑等を中心に魅力的な配架を行っている。また,太陽系や分子構造の模型などと併せて配置し知的好奇心を刺激するビジュアルライブラリーとしての空間を創出している。 子供向けコーナー全体ではサイエンスに関する本の他,調べ学習に役立つ本や読み物・絵本とともに,新たにLLブックや布絵本等,知的障害のある子どもが親しみやすい本等も加えて約7,0
「学校教育情報化推進計画(案)に関する意見募集の実施について」(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000235000)の締切が5月20日ということなので遅ればせながら、ぎりぎりで意見を送ろうと思い作文しました。(5月16日) 第1改訂 第3段落目の「理由」を加え、部分的に修正しました。(5月17日) 第2改訂 理由の7)の挿入を初めとした部分的修正をしました。(5月19日) 最終 文章を整えて提出しました。(5月20日) ーーーー<最終案>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 図書館の研究者です。『情報リテラシーのための図書館』(みすず書房, 2017)『教育改革のための学校図書館』(東京大学出版会, 2019)などの著書があります。 【提案の骨子】 「学校教育情報化
国が設立する「アート・コミュニケーション・センター(仮称)」とは何か? 求められる横串の基盤整備岸田総理が1月19日の衆議院本会議において言及したアート振興。そのなかでも中心的な役割を担うと予想される国立美術館について、現在「アート・コミュニケーション・センター(仮称)」構想が進められている。 マーケットの盛り上がりに呼応するかのように、今年1月、岸田総理が衆議院本会議の代表質問においてアート振興に言及した。岸田総理はこのなかで「世界的な現代アーティストの輩出につながるよう、作家の国際展開の支援や、作品価格の透明性向上等を通じて取引市場の活性化に注力するなど、文化アート振興を推進していく」としながら、国立美術館について踏み込んだ発言をしている。それが「独立行政法人、国立美術館についてはアート振興の中核として、優れた学芸員の育成による世界的なコレクションの形成、活用や、国立新美術館におけるア
専門図書館と公共図書館の連携はなぜ進まないのか<報告> ビジネス支援図書館推進協議会/目黒区立八雲中央図書館・椛本世志美(かばもとよしみ) ●はじめに 2020年11月2日,第9回情報ナビゲーター交流会(以下「交流会」)が開催された。全国の公共図書館員と主に都市部の専門図書館員の館種を超えた交流を目的とした同会(E2244参照)は,ビジネス支援図書館推進協議会および一般財団法人機械振興協会経済研究所が主催し,文部科学省および専門図書館協議会の後援を受け,新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響によりオンラインで行われた第22回図書館総合展のイベントのひとつとして実施された。「専門図書館と公共図書館の連携はなぜ進まないのか」をテーマとした交流会は,5つのプレゼンテーション,プレゼンターによるパネルディスカッションで構成され,全国から述べ96人(登壇者,スタッフ含む)の参加者があった。5つのプレ
カナダの冊子体資料共同管理に関するプロジェクト最終報告書 名古屋大学附属図書館・村西明日香(むらにしあすか) 2020年9月,カナダ研究図書館協会(CARL),カナダ国立図書館・文書館(LAC),およびシェアードプリントを実施している国内のコンソーシアムからのメンバーで構成されるCanadian Collective Print Strategy Working Group(CCPSWG)は,同国の冊子体資料の共同管理に関するプロジェクトの最終報告書“Final Report of the Canadian Collective Print Strategy Working Group”を公表した。本稿では,この報告書の内容について概説する。 電子資料の普及やキャンパス・施設のスペース圧迫により,同国のみならず世界中の図書館で大規模な資料の除籍が行われる中,冊子体資料を複数機関で共同管理す
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