「EU大統領」に選ばれて会見するヘルマン・ファンロンパウ氏=ロイター 欧州連合(EU)は19日、ブリュッセルで臨時首脳会議を開き、12月に発効する新基本条約で創設される欧州理事会常任議長(大統領)にベルギー出身のヘルマン・ファンロンパウ氏(62)、外務・安全保障上級代表(外相)に英国出身の欧州委員(通商担当)のキャサリン・アシュトン氏(53)を選んだ。
ポーランドの首都ワルシャワ(Warsaw)の大統領府で欧州連合(EU)の新基本条約「リスボン条約(Lisbon Treaty)」の批准書に署名するレフ・カチンスキ(Lech Kaczynski)ポーランド大統領(2009年10月10日撮影)。(c)AFP/WOJTEK RADWANSKI
【ダブリン=大内佐紀】欧州連合(EU)の新基本条約「リスボン条約」批准の是非を問うアイルランドの再国民投票は3日、開票が行われた。 中央選管発表の確定票によると、「賛成」が67・13%で「反対」の32・87%を大きく上回り、批准が決まった。 カウエン首相は、「アイルランドと欧州の双方にとって良い日となった」と勝利宣言。リスボン条約は、来年1月の発効へ大きく前進した。 2007年調印のリスボン条約は、「EU大統領」ポストの新設や、今後の加盟国増大に備えた意思決定の効率化などを盛り込んだが、アイルランドで昨年6月行われた国民投票で批准が否決された。 今年6月に再投票の実施が決まり、アイルランド政府は、「再び条約発効を阻めば我々はEUの中で孤立する」(カウエン首相)と懸命に支持を訴えていた。 条約発効には、EUの27加盟国すべての批准が必要。アイルランドは加盟国で唯一、憲法の規定で国民投票を実施
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