『つみきのいえ』(仏題:La maison en petits cubes)は、2008年に発表された加藤久仁生監督による日本の短編アニメーション映画である。水に沈みゆく街にある積木を積み上げたかのような家で暮らす老人を通して、人生というものを象徴的に描く。 アカデミー短編アニメ賞を受賞した初の日本映画である[2]。 本作品は、加藤が描いた「幾重にも積み上げられた家」の絵を、脚本を務める平田に見せた事が製作のきっかけとなっている。世界観の面白さに興味を抱いた平田がストーリーラインを書き上げ、それに沿う形で制作が進められていった[3]。 加藤は脚本家の平田研也より、地球温暖化が問題になっているのだからそれもアピールすべきというアドバイスを受けたが、加藤は、どんな過酷な環境にあっても、人は生きていかねばならない、という自らのイメージを貫いた[4]。 加藤は主人公である老人の生活を淡々と描くこと