無許可で実弾を試射し、輸入した機関銃などを所持したとして、警視庁は24日、住友重機械工業(東京都)と社員2人を火薬類取締法違反(消費)と銃刀法違反(所持)の疑いで書類送検し、発表した。容疑を認めているという。 生活環境課によると、男性社員(65)は2012年10~11月、都内の同社試験場で製造した機関銃の性能を試す試射の際、東京都公安委員会の許可を得ずに、実弾計24発を発射した疑いがある。試射にはそのつど許可が必要だが、同社は「申請したと思っていた」と説明しているという。 また、別の男性社員(43)は今年2月、自社製品の見本として輸入した機関銃1丁と準空気銃3丁を、許可申請や届け出をせずに社内で所持した疑いがある。社員は銃の保管を担当していたが、警視庁に「許可が不要だと誤った解釈をしていた」と説明。社内調査で判明し、同社が警視庁に相談していた。 同社は「書類送検を真摯(しんし)に受け止め、