シリコンバレー企業が日本から学ぶべきこと 中川です。 先日、こちらの知り合いのスタートアップ経営者から、「シリコンバレーのスタートアップ企業が日本から学ぶべきことは何だろう?日本の良い所は何だろう?教えれ。」という話を受けた。 「日本の大企業から学ぶべきシステムはいろいろあるだろう」と思ったのだけど、そうではなくて「日本のスタートアップ企業や、それを育む日本の風土そのものから学ぶべきものは何か?」という内容。 「うっ・・・」と一瞬、言葉に詰まったものの、一応日米双方のスタートアップを経験した僕としては、以下のことがあるのではないかと、ちょっと考えてみた。 結論としては、「システム」よりも、「人材」や「風土」そのものなのではないかと思う所存。 ■一を聞いて十を知る人材を育て、また確保するように工夫してみること。 ■企業内でも「助け合いの文化」を育めるような仕組みを少し考えてみる。 ■細か
驚くなかれ。 IT業界で働く4大卒以上の男性の一社当たり平均在職期間は、全米で4-5年。シリコンバレーだけだと2-3年しかない。 「転職ばっかしてる人もいるよねー」という「自分の周りの人に聞きました的調査結果」ではなく、Current Population Surveyという、国勢調査のようなものから丹念に拾った数字。2005年11月に出たJob-Hopping in Silicon Valley: Some Evidence Concerning the Micro-Foundations of a High Technology Clusterというレポートからのもの。母集団の数は44,202人。 (男性に限っているのは、調査の目的が地域間格差を導くものなので、性差の影響を防ぐため。) カリフォルニアでは、「競合企業に転職してはいけない」というnon-compete規定は違法。19世紀
JTPAというシリコンバレーの日本人のネットワーキングNPOをやってます。JTPAでは、ボランティアの有志にてニュースレターを発行しているのですが、毎年エープリルフール号には気合が入りまくり。 これまでは、アメリカンな文字でズラズラ書くジョークに凝っていたのですが、慣れてきた読者の皆さんから「つまんない」というコメントが増えたので、今年はビジュアルに2Dジョーク。JTPA本社屋建設は、聖クンの気迫がこもってます。実は湖にも映りこんでいるところに注目。 ウェブ退化論は、いわずと知れたウェブ進化論のパロディーであるが、いちおー、私がテキストで原作(贋作?)を書いていったものの、4月1日直前のニュースレターミーティングで、その場でPhotoshopにて作成というやっつけ作品。ミーティングに出席していたAdobe Bridgeの開発者のAさんが、自らその場で手取り足とり指導という豪華なセッティング
「ウェブ進化論」著者、梅田望夫さん(45)に聞く(下) 不特定多数の参加で、ネット全体が賢くなる 2006年02月19日 (〈上〉から続く) ●検索エンジンの功績 ――不特定多数が参加する「ウェブ社会」では、何が起ころうとしているのでしょう。 誰もが表現できるようになったと言っても、10年前のウェブページのブームと一緒で、これまでだってできた、と言う人もいる。本質的に違うのは、一つには表現する道具がとても安くなったこと。とてもカジュアルに、表現ができるようになった。 もう一つは検索エンジンの存在。インターネットを第1世代と第2世代に分けると、第1世代はリアル世界のアナロジー(相似形)でインターネットを考えていた。 例えば、雑誌のアナロジーとして、野球のウェブサイトをつくるには「有名なサイトをつくらなければ多くの人はやってこない。企業がカネをかけ、いいコンテンツそろえ、パッケージにしなければ
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さて、昨日雇用への波及効果が少ないネット企業の話を書いたが、シリコンバレーでは少々事情が違う。例えば、ソフトウェア会社のオラクルは、アメリカ経済全体から見たら、自動車会社や電話会社ほどの経済への波及力はない。しかし、オラクルの城下町であるわが町では、オラクルがつぶれたら大騒ぎになる。住民の何割かが職を失い、街のレストランや、オラクルに納入している商店やら弁護士事務所やらが軒並みつぶれる。地元の学校や非営利団体も、軒並み大口寄付がなくなって大変なことになる。だから、わが町は何かコトがあれば本気でオラクルを支持するだろう。これは、グーグルのあるマウンテン・ビューでも、アップルのあるクパティーノでも、ネット以外の普通の企業城下町と同じことだ。 こういう町が、2本の平行して走る高速道路沿いに、ピーズの首飾りのようにぎっしりと連なっているのがシリコンバレーである。だから、サンフランシスコからサンノゼ
その深い洞察力でITやインターネットがもたらす時代のうねりを的確にとらえ、CNET Japan ブログに毎日書き続けた梅田望夫氏が、雑誌の連載やブログにつづった内容をもとに『ウェブ進化論』(筑摩書房刊)を上梓した。氏はこの本の中で、「チープ革命」と「インターネット」そして「オープンソース」が次の10年の三大潮流だと定義し、その潮流によって生まれる「不特定多数無限大」の影響力をグーグルやWeb 2.0、ブログを引き合いにしながら解説している。この本に描かれた世界を元に、梅田氏にウェブ社会の変化やグーグルについて話をうかがった。 --『ウェブ進化論』ではインターネット上の社会の変化を書いていますが、インターネット上の知識産業だとか、あるいはコンテンツ産業だとか、そういうもののあり方が変わっていくことだととらえてもよろしいですか。 産業論としてはそうですね。ただ人間の生活の局面全部を含んでいます
種々立て込んでおり、エントリの感覚が開き気味である。今日は3連休の最終日。 さて、ちょっと古いが、10日のSan Jose MercuryのBusiness欄記事トップに、シリコンバレーで働きやすい会社リストが載っていたので紹介したい。 元ネタはFortune Magazineが選ぶ2005年の働きやすい会社ベスト100( The 100 Best Companies to Work For )。そのリストに載っている会社の中から、シリコンバレー企業をピックアップして上からランキングしたのがSan Jose Mercuryの記事。なので、ベスト10ではなくベスト9と中途半端な数字になっている。 Fortuneの調査対象は1500社。1社あたり従業員400人へ、57の質問を実施。ランキングの得点の3分の2は、この従業員調査で計算。残りの3分の1は、Fortune独自の調査で得点化。 以下リス
IT特化英語ヒアリング向上ポッドキャストListen-ITやってます。最新コンテンツはこちら↓ RSSリーダーで購読する メールで更新を受け取る COMMENTS 11日のパネルディスカッションの質問項目 by Tomato 大恐慌の今昔 by Doodlin 大恐慌の今昔 by Doodlin シティバンクが魚市場のようにワサワサしていた件 by 大恐慌の今昔 by Doih 今日のお猫様 NEW ENTRIES « 石器時代のアメリカブロードバンド(でも便利) | Main | 増資してインドと蛆 » 08/23/2005 Off | シリコンバレー人はTreo好き Treo650はPalmOneが出した電話。いわゆるスマートフォン。携帯電話と電子手帳(CLIE)を持ち歩くのが面倒だったのでついうっかり買ってしまった。ふー、苦労しました。 いろいろ設定するのだけで半日かかっ
インスタント・メッセージング「Google Talk」のリリースに続いて、9月には「Google Finance」というサービスが登場するhttp://www.siliconbeat.com/entries/2005/08/24/next_up_google_finance.html という噂である。近々4,000億円強の大金を調達するし、さらにパワーアップしていくに違いない。 "I'm surprised at how fast the company's reputation is changing." とは、PayPal創業者Max Levchinの言葉だが、これほどの圧倒的一人勝ちというのも歴史的にみても滅多にあるものではなく、シリコンバレーにはGoogleへの嫉妬と羨望の思いが渦巻いている。まあ嫉妬と羨望ゆえの誹謗中傷が飛び交うくらいならまぁ大した話ではないのだが、シリコンバレー
以前、教えてPlease:日米間のインターネットの速さ で、日米間スピードをいろいろな方にコメントで教えていただきました。実効でもせいぜい3-4メガ、というところのようです。コメントに加え、Trackback先でも四元さんがご丁寧に解説して下さっています。 日米間のインターネット通信速度(1) 日米間のインターネット通信速度(2) Windows XPで、1セッション当たり大体1Mbpsが最大とのこと。 うーん、こんなに丁寧に教えてもらえると、personal help deskとしてブログを使い倒したくなりますが、あんまりtakeばかりではイカン、と心を引き締め、お礼に、現時点でのシリコンバレー近辺の中小ビジネス用インターネット接続の相場をお伝えします。 まず、スピード。数十人のオフィスまではT1一本、というのが普通。T1は、1.5Mの専用線。相場は、月500-800ドル、というところ。
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