2009-08-29 - 古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」 『「他人との差異化がサブカルチャーの領域では困難になりはじめ、かわって、基礎的なコミュニケーションスキル/スペックの領域(以下文中ではコミュ力と略する。)で他人との差異化が行われるようになってくるのではないか」。』 幾つかの理由から、私はそう予想しない。 以下、コミュ力を優越感ゲーム/差異化ゲームに用いることについて、いろいろ考えてみたいと思う。 【1】 はじめに確認しておきたいのは、「コミュ力の優劣が問われるという状況自体は太古の昔から続いているもので、今に始まったものではない」ということだ。ジャンルという名の古井戸に引きこもって差異化ゲームや優越感ゲームに興じてきた人にとって、基礎的なコミュ力が容赦なく問われる状況というのは目新しく感じられるかもしれないが、世間的にみれば目新しいものではない。身分