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イデオロギーとし:書評に関するdimitrygorodokのブックマーク (3)

  • 名著69 「全体主義の起原」

    今年1月、全米でベストセラーを記録した一冊のがあります。ビジネス書や娯楽小説ではありません。第二次大戦後まもなく出版された「全体主義の起原」。ナチスドイツやスターリンによってもたらされた前代未聞の政治体制「全体主義」がどのようにして生まれたのかを、歴史をさかのぼって探求する極めて難解な名著です。大統領が進める強権的な政治手法、排外主義的な政策に反発した市民たちがこぞって買い求めたといわれています。この名著を執筆したのは、ハンナ・アーレント(1906-1975)。ナチスによる迫害を逃れてアメリカに亡命したユダヤ系ドイツ人の政治哲学者です。 1945年、廃墟となったドイツでは、ナチス支配の実態を物語る膨大な資料が続々と明らかにされ始めていました。多くの同胞を虐殺され、自らも亡命生活を余儀なくされたアーレントは、これらの資料に立ち向かい、ひとときも休むことなく「全体主義の起原」の執筆を続けまし

    名著69 「全体主義の起原」
  • 不忠臣蔵 - うてん通の可笑白草紙

    井上ひさし 1985年12月発行 元禄15年12月15日未明、赤穂浪士47名が両国の吉良邸に討入り懐を達成した。この義挙に参加しなかった旧赤穂藩士。彼らはなぜ討入りを行わなかったのか。その理由と彼ら19名のその後の生き様を一話完結で綴った短編集。 厳密な歴史考証と豊かな想像力でを問い直した、「第20回吉川英治文学賞」受賞の傑作。 小納戸役 中村清右衛門 江戸留書役 岡田利右衛門 大坂留守居役 岡次郎左衛門 江戸家老 安井彦右衛門 江戸賄方 酒寄作右衛門 馬廻 橋平左衛門 江戸給人百石 小山田庄左衛門 江戸歩行小姓頭 中沢弥市兵衛 江戸大納戸役 毛利小平太 小姓 鈴木田重八 浜奉行代行 渡辺半右衛門 在々奉行 渡辺角兵衛 武具奉行 灰方藤兵衛 馬廻 片山忠兵衛 近習 村上金太夫 江戸留書役 大森三右衛門 舟奉行 里村津右衛門 元ノ絵図奉行 川口彦七 江戸給人百石 松新五左衛門 計19

    不忠臣蔵 - うてん通の可笑白草紙
  • スターリンの「一国社会主義理論」 - Arisanのノート

    スターリン―政治的伝記 作者: I.ドイッチャー,上原和夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1984/07メディア: 単行この商品を含むブログを見る年末から体に不調があって、正月休みは遠出をせず、このを読んでいた。 それで、「第一巻」「第二巻」と分かれている「第一巻」の方を、三が日の間に読み終わった。 ちょっとメモ的に書いておく。 先に書いたように、著者のドイッチャーは「スターリンはなぜ成功したのか」という問いを立てているのだが、書の前半でスターリンが権力の中枢を握るようになった大きな理由としてあげられているのは、革命後のソ連の政治機構が、動乱のなかで革命を守護するという必要から、次第に独裁色を強め、巨大な官僚的機構にならざるを得なかったという背景である。 革命を救うため、党は独立心と批判精神と勇気を持つ革命家の自由な集まりでなくなってしまった。党の大部分はますます強力になって

    スターリンの「一国社会主義理論」 - Arisanのノート
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