【8月25日 AFP】伸ばしたりねじったりすることで発電する「糸」を開発したとの研究結果が24日、科学誌に発表された。米韓の科学者らによる研究。 米科学誌「サイエンス(Science)」に掲載された研究論文によると、「ツイストロン(twistron)」と呼ばれるこの素材を利用することで、海の波の動きや温度の変化からエネルギーを得ることも可能になるという。 論文の共同執筆者で、米テキサス大学ダラス校(University of Texas at Dallas)のカーター・ヘインズ(Carter Haines)准研究教授は「ツイストロンによる発電をイメージする最も簡単な方法は、1本の糸を持ち、それを引き伸ばすと電気が生じると考えればよい」と語った。 論文によると、この糸はカーボンナノチューブ(筒状炭素分子)で構成されているという。カーボンナノチューブは炭素でできた中空の管で、直径が人の毛髪の1