北朝鮮がミサイルを発射して以来、日本は待ってましたとばかりに対北朝鮮制裁の先頭に立っている。 ミサイルが発射された5日の午後に、北朝鮮の万景峰(マンギョンボン)92号の6カ月入港禁止を含む9項目の対北朝鮮制裁措置を発表したのに続き、国連安保理で対北朝鮮制裁案の提出および採択を主導している。 なかでも安倍晋三官房長官は10日の記者会見で「ミサイル等の基地をたたくことも法律上の問題としては自衛権の範囲内として可能との見解がある。日本国民と国家を守るために何をすべきかという観点から、つねに検討し研究を行っていくことが必要ではないか」とし、北朝鮮ミサイル基地に対する先制攻撃の可能性まで取り上げている。 ◆ミサイル発射でもっとも得をしたのは日本? ホ・ナムソン国防大教授は「北朝鮮がミサイルを発射したことでもっとも得をしているのはなんといっても日本だろう」と話した。ホ教授は「1998年のテポ