リニア新幹線、直線ルート目指し地元協議へ JR東海2008年10月21日印刷ソーシャルブックマーク JR東海は21日、東京―名古屋の25年開業を目指すリニア中央新幹線計画について、「南アルプスを貫く直線ルートでの建設は可能」とする地形・地質調査の結果を自民党に説明した。旧国鉄による調査開始から34年。JR東海は迂回(うかい)ルートを望む長野県など地元自治体との協議を始めるが、難航も予想される。 JR東海は今回の調査の結果、距離が短く経済合理性が高いとされる直線ルートでの建設方針を固めた。報告では長野県の望む迂回ルートのほか、さらに大回りのルートも示し、全3ルートを「施工上、建設は可能」と併記したが、長野県の反発を和らげる狙いを込めたものだ。 JR東海は、21日の自民党の磁気浮上式鉄道に関する特命委員会(堀内光雄委員長)で調査結果の概要を説明、今後の手続きを進める了承を得たため、22日には国