米Autodesk(オートデスク)は、設計作業を自動化する人工知能(AI)の「大規模製品モデル(Large Product Model)」を開発する取り組みを開始した。2023年7月19日に同社の製造業担当シニアディレクターのデトレフ・ライヒネーダー(Detlev Reicheneder)氏が東京都内で会見し、明らかにした。大規模製品モデルは製品の3D形状や設計技術、生産技術、技術上の問題の解決法といった情報を学習したモデルという。 同社は既に、一定の制約条件と目的のもとで多数の設計案を自動生成する「ジェネレーティブ・デザイン」の機能を製品化している。しかし現状の機能では、ユーザーが制約条件などを細部の数値に置き換えて指定する必要がある。これに対して大規模製品モデルでは、設計概念を直接扱えるようにするとともに、現状よりも多様な設計案を生成できる機能の実現を目指す。 大規模言語モデルが文章や