1、2カ月で食料枯渇も ロシアが支援妨害、苦境深まる―シリア北部の地震被災地 2023年08月08日20時33分配信 7日、トルコ南部ガジアンテプでインタビューに応じるシリア反体制派指導者のアブドルラフマン・ムスタファ氏 【ガジアンテプ(トルコ)時事】半年前のトルコ南部を震源とする地震で甚大な被害を受けたシリア北部の反体制派支配地域では、国連の主要な越境支援がロシアの妨害で7月10日に停止されたことにより人道危機が一段と深刻化しつつある。シリア反体制派指導者のアブドルラフマン・ムスタファ氏は7日、「支援停止が続けば今後1、2カ月で食料は枯渇する。餓死者も出るだろう」と危機感を示し、国際社会に一刻も早い支援再開に向けた行動を呼び掛けた。 シリア被災者「世界から見放された」 地震半年、熱波が追い打ち ◇現在は備蓄でしのぐ ムスタファ氏は活動拠点のあるトルコ南部ガジアンテプでインタビューに応じた