ジェトロはアジア大洋州地域の新型コロナウイルスに関する直近の主要な動きをまとめた。感染者の減少が続き、直近7日間の平均新規感染者数が600人を下回るフィリピンでは、観光やビジネスの無査証での入国条件をさらに緩和する動きがみられた。また、オミクロン株による感染の波がピークアウトしたとみられるシンガポールやインドネシアでは、国内の感染防止対策の緩和や、緩和措置継続の動きが出ている。他方、感染拡大が継続しているマレーシアでも、4月からの入国制限措置の大幅な緩和を控え、ワクチン接種が完了していない観光客などの受け入れに関する検討が進んでいる(3月15日時点)。 各国の主要動向は以下のとおり。 〇フィリピン〔直近7日間の平均新規感染者数(注)は1日当たり578人(減少傾向)〕 政府は3月10日、日本を含む入国査証の免除国・地域に対して、ワクチン接種完了者を対象とした無査証での入国条件を緩和した。これ
