(CNN) 新型コロナウイルス変異株の新系統ウイルスが世界各地で相次いで確認され、冬にかけて再び感染が拡大する懸念が強まっている。 米国ではオミクロン変異株の新系統「BQ.1」「BQ.1.1」「BF.7」「BA.4.6」「BA.2.75」「BA.2.75.2」が確認され、シンガポールでは「XBB」の影響で症例数が急増しているとみられる。欧州や英国でもそうした変異ウイルスの感染が広がりつつある。 米国では秋になって新型コロナの症例数は減少しているが、相次ぐ変異株の影響で近いうちに再び増加に転じる恐れがあると専門家は危惧する。 米疾病対策センター(CDC)の最新統計によると、こうした新系統ウイルスは全米で新たに確認された新型コロナの症例のほぼ3分の1を占める。 従来株と変異株に対応した新たな2価ワクチンや、「パクスロビド」などの抗ウイルス薬には、引き続き新型コロナ感染による重症化を防ぐ効果が期
