マンダラ塗り絵は、ふつう五色ほどの色を選んで塗っていただきます。色の選び方は塗る方の自由ですが、歴史上のマンダラが赤・青・黄・緑・白の五色で塗られている場合が多いので、それにならうのが良いかもしれません。この五色ですと色と色の対比が明確ですので、完成したときに、くっきり鮮やかな感じになります。 しかし、これはあくまで一つの事例に過ぎず、必ずしもこうする必然性はありません。そのときの気分で、色を選んでいただいて、まったくかまいません。むしろ、そうしたほうが、塗る方の心身の状態を如実に表現することになりますので、かえって良いと思います。 気分と色の選び方の間には、おそらく何らかの相関関係があるはずです。少し例をあげてみましょう。 気分が高揚しているときは、当然ですが、赤系や黄系が多くなります。色そのものの彩度や明度も高くなります。さらに赤系や黄系と鮮やかなコントラストを示す系統の色が、補