2006年09月16日 野良猫 ぼくは野良猫が大好きで、見かけるたびにいいなあとちょっと羨望の眼差しになってしまう。あのひょうひょうとした自由な生き方を見習いたい。でもきっと野良猫は野良猫なりの苦労があるんだろうなぁ。飼い猫の陰口に心を痛めたりして。 最近読んだ、河合隼雄さん(心理療法家)と吉本ばななさん(小説家)の対談の本の中に、非常に印象深い箇所があった。 河合 いま現代人は、みんな「社会」病にかかっているんです。なにも、社会の役になんて立たんでもええわけですよ。もっと傑作なのは、ただ外に出て働いているだけなのに社会に貢献していると思っている人がいる。貢献なんてしていないですよね、金儲けに行ってるだけでしょ。「そんなん、別に」とぼくは思ってます。社会へ出ていくとか、だいたい社会というものが、あるのか、ないのか。それから、なんで貢献せないかんのか、とか。全部、不明でしょ、ほんとのとこは。