植物が天狗の巣に…原因たんぱく質TENGU発見 東大2010年4月13日19時52分 印刷 ソーシャルブックマーク 植物の病気「テングス病」は、発病すると枝が伸びなかったり、多数の小枝が出てほうきのようになってしまったりする。市販されているポインセチアは「丈が低い、枝が多い」症状を逆手にとったものだ。この病気の原因たんぱく質「TENGU」を難波成任(しげとう)東京大教授らが見つけた。植物の姿をお好みに変えてしまう技術につながりそうだ。 テングス病は、かかった木の様子が言い伝えにある天狗(てんぐ)の巣に似ていることから名付けられた。ポインセチアのほか、アジサイなどがかかる。 難波さんらは、植物に寄生すると、この病気を引き起こすことがわかっていた病原体の遺伝子と、その遺伝子からできるたんぱく質を調べた。たんぱく質のうち、アミノ酸が38個連なったものを遺伝子組み換えの技術を使って植物内で増やすと