重力波望遠鏡を使って宇宙を観測している、米国と欧州の共同実験チームは2017年10月16日、今年8月に中性子星連星の接近合体で放出されたと考えられる重力波を観測したと発表した。重力波の観測は今回で4例目となるが、これまではブラックホールの合体によるもので、中性子星同士の合体によって放出された重力波が観測されたのは初めてとなる。 また、日本の重力波追跡観測チーム「J-GEM」も、ハワイの「すばる」望遠鏡などを使い、この重力波が生まれたと考えられる重力波源「GW170817」の観測を実施。その結果、鉄よりも重い金やプラチナ、レアアースなどの、重元素が誕生する現場を観測したと発表した。 重力波観測と電磁波観測とを協調させた宇宙観測は「マルチメッセンジャー天文学」と呼ばれ、従来からその実現に期待が集まっていたが、ついにその幕が開いたとともに、早くも大きな成果が生まれた。 米欧の重力波望遠鏡、中性子
【ワシントン=共同】国際宇宙ステーションの船外活動で飛行士の着用する宇宙服が老朽化し、近い将来足りなくなる恐れがあるとの報告書を米航空宇宙局(NASA)の監察官室がまとめたことが分かった。新型宇宙服の技術開発が滞っているのが理由。 NASAの宇宙服は、約四十年前に作られた十八着のうち十一着が使い続けられている。七着は事故で失われたり破損したりした。残った十一着も設計寿命の十五年を大幅に超え、老朽化が激しい。船外活動中にヘルメット内部に水がたまり、飛行士が窒息の危険を感じて急きょステーションに戻る例も相次いだ。
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成28(2016)年2月17日17時45分00秒(日本標準時)に種子島宇宙センターからH-IIAロケット30号機で打上げられたX線天文衛星(ASTRO-H)の電波を、同日19時40分に内之浦局で受信し、太陽電池パドルの展開が正常に行われたことを確認しました。 「ひとみ」(ASTRO-H)が「熱い宇宙の中を観るひとみ」であること。 画竜点睛(竜を画いてひとみを点ず)の故事において、ひとみを描きこんだ途端に、竜が天に昇ったことから示されるように、物事の最も肝要なところという意味に使われる。「ひとみ」(ASTRO-H) は、X線天文学において、物事を知るのに最も肝要なミッションになってほしいという願いが込められている。 瞳は、眼の中で光を吸い込む部分でもある。ブラックホールは「宇宙の瞳」であるともいえる。 「ひとみ」で「宇宙の瞳」を観測する。
2013年8月4日早朝に打ち上げられたH2Bロケット4号機(こうのとり4号機)の連続写真をつなげてみました。早朝の打ち上げのため上空で噴煙に朝日があたり,鳥が羽ばたくように輝いていました。ロケットの通ったあとにできる夜光雲も見ることができ,こうのとりの目的地であるISS(国際宇宙ステーション)も上空を通過していきました。(ISS通過の写真を追加したものは http://www.youtube.com/watch?v=y-v9MHQVPGE ) BGMは「甘茶の音楽工房」様( http://amachamusic.chagasi.com/ )のフリー素材から「Moon」を使わせて頂きました。 なお1:06あたりから現れるH2Bとすれ違っている2つの光源は上空を飛んでいた飛行機です。
§ (追記:2016-02-04)2016年2月の北朝鮮人工衛星打ち上げ予告について 北朝鮮が2016年2月3日に再び人工衛星の打上げを行うと国際機関を通じて通告しました。現時点で打ち上げ予定日は2月8日~25日、時刻は北朝鮮時間の7:00~12:00(日本時間7:30から12:30の間)となっています。第1段、フェアリング、第2段の落下予測海域が通告されていますが、2012年とほぼ同じ海域です。以下は2012年の打上げの際の内容ですが、現時点では、経路予測を含め付け加えるべきことはほとんどありません。 (追記:2016-02-07 )日本政府から北朝鮮が2月7日午前9時31分頃に打ち上げを行ったという発表がありました。第1段は9時37分頃、フェアリングは9時39分頃にほぼ予定の海域落下。9時41分に沖縄上空を通過。第2段は予定の海域から外れ9時45分頃フィリピンのルソン島の東側付近の海上
はやぶさ2のイメージ図。小型の衝突装置を搭載し、小さなクレーターを作り、地下の試料採取も目指す=JAXA提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機となる「はやぶさ2」について、2014年に打ち上げると発表した。地球と火星の間の軌道にある小惑星「1999JU3」へ18年に到着し、20年の地球帰還を目指す。 惑星への滞在期間もはやぶさの約3カ月から1年半に大幅に延ばした。前回、着陸失敗や機器のトラブルに見舞われたことを教訓とし、一つ一つの作業時間に余裕を持たせたという。 目指す小惑星は有機物や水が含まれ、約46億年前に地球が誕生する前の状態と近い物質があるとされる。そうした物質を回収、分析することで、太陽系の形成や生命の起源に迫れる可能性があるという。 計画責任者の吉川真准教授は「技術的には、はやぶさのようにドラマチックにならないよう、当たり前のよ
Image credit: インフォレスト インフォレスト社の人気ファッション雑誌「小悪魔ageha 2010年9月号」が7月31日に発売され、宇宙ヘアスタイル特集「宇宙の神秘と盛りの新境地が開かれる!ageha無重力盛り研究所」が4ページにわたって掲載された。 この企画は小悪魔ageha編集部の要望により、sorae.jp編集部を経由して、宇宙ビジネスコンサルタントの大貫美鈴さんの協力によって実現した。 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している女性宇宙飛行士は化粧水、乳液、口紅などを持ち込める一方、粉が散ってしまうパウダー類や有機溶剤を含むマニキュアなどは持ち込めない。また、シャワーと風呂のない宇宙空間での生活において、髪の毛は短くするか、もしくは束ねるのが一般的である。 しかしながら、若い女性にとってヘアスタイルは服装と同様に、ファッションの一部であり、宇宙空間においても髪の「盛り
---↑この画像はIKAROS(イカロス)が宇宙で撮影した画像です!--- IKAROS搭載分離カメラについて IKAROSにはセイル(帆)が四角く広がったところを写真で撮るために分離カメラが乗せられています. 分離カメラはIKAROS本体から小さいカメラをヒョイっと飛ばして, 遠くに離れていく途中にIKAROS自身を写真で撮って,電波でIKAROSまで写真を送る無線カメラです. カメラは直径5.5cm,高さ5cmと小さいのですが遠く離れたところからでも電波を送ってくる頑張りやさんです. 残念ながら電池しか持っていないので,電池がなくなってしまうと電波を送れなくなってしまいます. 働ける時間は15分くらいととても短いのですが、頑張って働いた後は世界最小の人工惑星となって太陽の周りをIKAROSと一緒に飛び続けます. 分離カメラは次の絵にあるように太陽電池パネル(SAP)側に2台搭載されて
ニコニコ生放送で「はやぶさ おかえり!」 6/13(日)22時から 小惑星探査機 はやぶさ(MUSES-C)(以下はやぶさ)の地球帰還をみんなで見守り、 無事に帰還することができたら「おかえり!」と言う番組を生放送します。 この番組では「はやぶさ」の目的や、7年間のドラマを専門家や宇宙大好きなみなさんと振り返り、 オーストラリアに落ちる「はやぶさ」のカプセルをニコニコユーザーの現地特派員が撮影にチャレンジし、 最後にみんなでおかえりと言う番組です。 出演者 BeDai(ビーダイ)・「宇宙」コミュの管理人 超電磁P 出村裕英・会津大学 秋の『』(あきの)・はやぶさコスプレイヤー 現地特派員 尻P・SF作家 NECOVIDEO VSOL1 同行者 松浦晋也・ノンフィクションライター はやぶさって何だ!?という方は↓を見て予習してください! JAXA小惑星探査機「はやぶさ」物語 ※番組中のプレゼ
この画像を大きなサイズで見る 先日、「オバマ大統領が月有人探査計画の中止を正式に発表した」というニュースをお伝えしたと思うんだけど、今、アメリカでは、「中止になった本当の理由は、月にエイリアンベース(宇宙人基地)があるからだ」という噂がまことしやかに囁かれているんだそうだ。 Alien Bases Real Reason Obama Suspended Moon Missions? 表向きは費用がかかりすぎるために財政負担が大きいということだったが、本当は、NASAが月に宇宙人基地がある決定的証拠をつかんだため、先住者である宇宙人とのトラブルを回避する為に中止を余儀なくされたというのが、NASA陰謀説を唱える人々の見解なのだが、果たして真実はいかに? awesome alien bases on the moon (月の上の宇宙人基地)
太陽観測衛星「ひので」がX線でとらえた今年3月の太陽。活動が低く、暗い部分が多い=国立天文台提供 太陽の活動が200年ぶりの低水準にまで落ち込んでいる。これまでのパターンだと再来年には活動の極大期を迎えるはずなのに、活発さの指標となる黒点がほとんど現れない。研究者も「このままだと地球はミニ氷河期に入る可能性がある」と慌て始めた。国立天文台は今月下旬に研究者を集めた検討会を開く。 太陽の活動は約11年周期で活発になったり、静穏になったりというパターンを繰り返している。活動ぶりの指標が表面にシミのように見える黒点。黒点の周辺では爆発現象が多く起こり、黒点が多いほど、太陽の活動が活発だ。 ところが、デンマークの太陽黒点数データセンターによると、黒点の多さを表す「相対数」は08年が2.9で、過去100年で1913年の1.4に次ぐ2番目の少なさだった。今年はさらに減り、4月までの暫定値が1.2
《1》 「星占いはなぜ当たらなくなった?」(4月24日)に対して、夏木広介氏からいくつか疑問をいただき、そのなかに「星の運行って、太古から変わっているのでは。宇宙は絶えず変化し、膨張しているはず」との文言があった。宇宙が絶えず変化しているのは、そのとおりであるが、夏木さんがおっしゃる「宇宙は絶えず膨張しているはず」は完璧に間違いです、とお答えしておいた。 そして、三浦つとむさんの『弁証法はどういう科学か』を読んでいる人ならそれは観念論だというのは常識であり、天文学者で未だに「宇宙膨張説」や「ビッグバン説」を唱えている人がいたら、それは空想家というべきです、としたためておいた。 三浦つとむさんの『弁証法はどういう科学か』を読んでいただけば、それで十分ご理解いただけると思ったが、いささか突き放した回答だったことを反省して、少し宇宙について書いておきたい。 まずはその『弁証法はどういう科
宇宙飛行士の星出彰彦さん(39)の「応援ソング」が動画投稿サイト「ユーチューブ」にアップされ話題になっている。中学・高校時代(茨城県私立茗渓学園)の星出さんの同級生たちが集まって作ったオリジナル曲で、タイトルは「ロボットアームで抱きしめて」(仮題)。 「銀河鉄道999」が宇宙を目指すきっかけ。 この歌は星出さんの同級生だった梅村太郎さんが作詞、塙裕介さんが作曲・歌を担当している。作詞した梅村さんによると、星出さんは子供の頃から宇宙飛行士になることを目指していて、そのきっかけになったのは子どもの頃に見たアニメ「銀河鉄道999」。歌詞にアニメに登場する「999」「メーテル」という言葉をどうしても入れたくて、原作者の松本零士さんに直談判。許可を得、作詞にも加わってもらったのだという。「宇宙を特別な場所ではなく、もっと身近な場所にしたい」という星出さんの思いが曲のテーマだとしている。 歌詞は、 「
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