米ルイジアナ(Louisiana)州グランド・アイル(Grand Isle)島の海岸(2014年4月19日撮影、試料写真)。(c)AFP/Getty Images/Sean Gardner 【5月13日 AFP】2010年のメキシコ湾(Gulf of Mexico)原油流出事故で漏れ出たメタンガスが、水中の微生物によって完全に分解されず、以降数か月にわたって水中に高濃度で残っていたことが分かった。科学者らが、11日の英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)」で発表した。 2010年4月20日に起きた、英エネルギー大手BPの石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン(Deepwater Horizon)」の爆発事故では、最大20万トンの天然ガスが漏れ出たが、このうち80%がメタンだった。 事故後、現場付近の海域では、メタンガスを分解するバクテリアの「大量発